うつ病・人間関係の悩みは人類の進化と環境とのミスマッチが原因

Evolution of programmer. From monkey to computer man.

僕たち人間(ホモサピエンス)の原型が生まれたのが、約680万年前だと言われてます。

約680万年前の狩猟採集時代から農耕時代に移行したのが約2万年前です。

つまり、600万年以上もの長い時間をかけて人間は心身ともに狩猟採集時代を生き抜くために適応してきたのです。

 

現代は狩りに行かなくても、安定的に食料を手に入れることが出来ますし、人間関係も多様化してきました。

しかし、その時代に心身ともに適応するには何万年という長い時間が必要です。

なので、僕たちの心身はまだ狩猟採集時代に適応した時のままです。

 

つまり、心身は狩猟採集時代に適応していますが、生きる環境が全然違うというミスマッチが現代人の悩みの根本原因であると言えます。

それでは、より詳しく説明していきたいと思います。

 

 

うつ病・人間関係の悩みは人類の進化と環境とのミスマッチが原因

あなたは今、何か悩みがありますか?

もし以下のような悩みを持っていたら、それは人類の進化と環境とのミスマッチが原因かもしれません。

  1. 職場での人間関係が良くない
  2. 最近、何をしても楽しくない
  3. 太り過ぎてて辛い

 

人間関係の悩み

人間関係の悩み

人には経済面、健康面など様々な悩みがありますが、人間関係の悩みが大半だと言われています。

ベストセラーになった「嫌われる勇気」では、元をたどれば全ての悩みは人間関係に行きつく、と心理学者のアドラーは言います。

 

どうしてこうも人は人間関係の悩みを抱えやすいのでしょうか?

それは、人が元々よく知らない人と上手く人間関係を築くのが苦手だからです。

 

というのも、狩猟採集時代では多くても150人程度の集団で生活しており、生まれた時から家族ぐるみの付き合いで、顔を見たことがないという人はいませんでした。

なので、知らない人とコミュニケーションを取る能力は必要なかったのです。

 

しかし、現代では顔見知りとだけ付き合うって訳にはいかないですよね。

つまり、知らない人とコミュニケーションを取るのが苦手という遺伝子と現代の知らない人とも付き合っていかなければならないという環境のミスマッチが人間関係の悩みの原因なのです。

 

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うつ病

うつ病

うつ病には色んな原因がありますが、ここでは”未来の不安”に焦点を当てて考えていきます。

人は「あ~老後が心配だ」とか「子供の学費どうしよう」など、未来のことを考えては不安になりますよね?

しかし、アフリカ出身の牧師、ジョン・ムビティ氏によれば、”アフリカ人には未来の感覚が存在しない”そうです。

 

考える人
えっどういうこと?

 

マインドパレッサー
アフリカ人にとっては長ーい「過去」と「今」があるだけなんです。

 

というのも、”未来”という概念が生まれたのは実は農耕時代に移行してからなんですね。

農耕時代では、作物を育てる訳ですから、「春には種を撒いて、秋に収穫だな」と長期のスパンで考えなくてはいけなくなり、”未来”という概念が生まれたんですね。

 

1976年に人類学者のエドワード・シエフェリン氏の発表によると、

狩猟採集時代に近い生活を送っているパプアニューギニアで暮らす2000人のカルリ族を調査したところ、うつ病の人は0だったそうです。

 

しかも、「絶望」を意味する言葉さえ存在しないとのことでした。

 

1927年に自らの命を絶った作家の芥川龍之介は、遺書の中で自分が命を絶つ原因を”ぼんやりとした不安”という言葉で表現しています。

狩猟採集時代であれば、猛獣に襲われる!とか毒蛇に噛まれる!といった”はっきりとした不安”しか存在しませんでした。

でも、現代ではまだ現実には起こっていない、起こらないかもしれないことを考え、悩み苦しみます。

ぼんやりとした不安”という言葉は的確にそういったことを表していると思います。

 

マインドパレッサー
さすが芥川龍之介さんですね。

 

【うつ病に関する他の記事】

 

生活習慣病

生活習慣病

狩猟採集時代の食生活を考えてみましょう。

 

主食は獲ってきた動物の肉や森で採った野菜・木の実です。

でも、冷蔵庫なんかは当然ありませんから、保存することはできないので、その日食べるものはその日に取らなければいけません。

 

もちろん、獲れない日もありますから、多くの時間は空腹だったと考えられます。

そして、獲物がとれた時に身体はいつまたご馳走にありつけるかわからないので、頑張って取り込もうとします。

 

現代はどうでしょうか?

食べ物は毎日捨てられるほど溢れ、カロリーを摂取し放題です。

でも、身体は狩猟採集時代の時のシステムがまだ作動しているので、食べたら食べた分だけ頑張って貯めこもうとします。

 

また、狩猟採集時代は栄養をバランス良く摂取していましたが、現代ではカップ麺ばっかりとか栄養が偏りがちです。

食物繊維の摂取量も圧倒的に少なく、腸内細菌が食べるものがないので、腸内環境は荒れ放題です。

 

つまり、人間は空腹には慣れていますが、食料がたくさんって摂取し放題の状況には慣れていないことと栄養の偏りが生活習慣病の原因と考えられます。

 

【生活習慣病に関する他の記事】

 

改善方法

人間関係の悩みや生活習慣病に「特効薬」というのは、残念ながらありません。

 

しかし、生活を少し工夫するだけで、今後の人生に大きな影響を与えることができます。

僕がここでオススメするのは、「運動」「瞑想」です。

 

【運動に関してはこちらの記事もご参照ください】

 

運動

運動

狩猟採集時代と現代を比べて、圧倒的に少なくなったものが運動量です。

 

狩猟採集時代は獲物を追いかけて走り回っていたので、ものすごく運動していました。

しかし、現代は車、電車、飛行機などとても便利になりましたが、運動する機会はどんどん失われていきました。

 

僕は運動をしたら、大体の悩みは解決出来ると思ってます。

僕が思いつく限りの運動による効果を挙げます。

  • 脳由来神経栄養因子という脳にとっての肥料のようなものが分泌され、脳細胞の新生、細胞同士のネットワーク構築が促される。
  • 睡眠の質が上がる。
  • 基礎代謝が上がり、太りずらくなる。
  • スタイルが良くなりモテる。

いかがでしょうか?

運動をすると頭は良くなるし、健康にも良いし、モテるってまさに最強だと思ってます。

 

瞑想

瞑想

瞑想って聞くと、精神修行とかスピリチュアルな感じがして、よく分かんないってイメージがありませんか?

 

でも、瞑想の効果は脳科学の分野でも認められています。

 

瞑想にもいくつか種類がありますが、今回は「マインドフルネス」をご紹介します。

マインドフルネスは自分の呼吸に意識を集中するというものです。

呼吸に集中してても、色んな考えが頭に浮かびますが、呼吸以外のことを考えていると気づいたら、またゆっくり呼吸に意識を戻すということの繰り返しです。

 

瞑想の効果としては、以下のようなものがあります。

  • ストレスレベルが下がる
  • 感情のコントロール力が上がる
  • 作業記憶(ワーキングメモリ)が向上する。

うつ病のところでも、ご説明しましたが、人は”今”から離れると、未来のことを考えては不安になり、過去の失敗を考えては落ち込みます。

”今この瞬間”に集中したら、悩みも少しは減ると思います。

 

【参考文献】

この本の著者の鈴木祐さんという方は年間で5千本もの論文を読み漁るというすごい方です。メンタリストDaiGoさんが「日本で一番尊敬する人」と公言していて、リサーチも依頼しているそうです。

パレオな男」というブログもやっていて、最新のアンチエイジングに関する記事を書かれています。全て科学的根拠に基づいてもので信憑性があります。

「パレオな男」アラフォー男がアンチエイジングについて考えるブログ

 

この『最高の体調』には「えっそうだったの!?」という事実がたくさん書いてあり本当に勉強になるので、是非、手に取ってみてください。

 

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tetsuya
北海道在住の35歳。 元ホテルマン。30歳で一念発起して、大学に入り直し、心理学を学ぶ。医療機関で実務経験を積んだのち、公認心理師を取得。月に10冊以上本を読んだり、論文を読み漁ったりして得た知識をブログでシェアします。