この記事を読んでいるあなたは恐らく、お酒を飲む習慣があるかと思います。
もしかしたら、この記事はあなたにとって信じたくない、認めたくない内容かもしれません。
しかし、ここに記すことは事実であり、これから健康に暮らしたいと願うのであれば、ぜひ最後まで読み進めてください。
この記事では、知らないとヤバいお酒の恐ろしいデメリットについて解説します。
また、最後にお酒をあえて飲まない生き方「ソバーキュリアス」についてご紹介します。
お酒は「合法の薬物」知らないとヤバいお酒の真実
あなたはお酒に対してどんなイメージをお持ちですか?
お酒はカラダに良くないということは多くの方が知っていると思いますが、お酒に対するイメージはそんなに悪いイメージを持っている方は少ないように感じます。
それはもしかしたら、テレビなどのメディアによる影響が大きいかもしれません。
「酒は百薬の長」という言葉にもウソが隠されています。
「酒は百薬の長」はウソ
習慣的にお酒を飲む人が「お酒は飲まない方が良い」と言われた時の反論が「“酒は百薬の長”と言うじゃないですか」ではないでしょうか。
この言葉は、お酒をたくさん飲んだら害になるけど、少量ならカラダに良いという意味ですが、この言葉がどのように生まれたのかを知ったら、胡散臭さを感じると思います。
「百薬の長」という言葉は、中国の「新」という時代の皇帝である王莽(おうもう)がお酒を民間に広め、酒税を増やして、国家財政を潤沢にしようと考えた言葉です。
つまり、財源を増やしたい国家による「お酒を飲もうよ」というキャンペーンです。
テレビでお酒をあまりディスれない理由
あなたは新しいビールやチューハイが発売されたことをどうやって知りますか?
今でこそスマホが普及し、情報を得る手段も増えましたが、ひと昔前までは主にテレビで情報を得ていたと思います。
番組の合間にCMが流れるということはその企業が番組のスポンサーになっていることになります。
テレビ番組はスポンサーによって成り立っています。
そのため、お酒の企業がスポンサーになっている番組内で、
なんて口が裂けても言えないのです。
そうやって僕たち消費者のお酒に対する良いイメージが形成されていくんですね。
お酒の依存度は違法薬物と同程度
「アルコール依存症」については、多くの方が知っていると思います。
アルコール依存症は、自分の意思でお酒を飲んだりやめたり、飲む量を決めたりすることが出来なくなる病気です。飲酒を繰り返すことで誰でもなる可能性があります。
ただ、お酒はコンビニでもスーパーでも、自動販売機でも買えるし、CMなどでも大々的に宣伝されているし、めちゃめちゃ悪いものっていうイメージはないと思います。
しかし、お酒(アルコール)の依存度は、違法薬物や覚せい剤と同じくらい高いです。
アルコールの依存度は違法薬物と同程度な上、アルコールを摂取することによるデメリットもたくさんあります。
お酒の恐ろしいデメリット4つ
お酒は少しだけだとしても、さまざまなデメリットがあります。
それは世界保健機関(WHO)も、アルコールは健康被害の最大のリスク要因だと警鐘を鳴らしているほど。
ここでは、お酒の恐ろしいデメリットを4つご紹介します。
睡眠が破壊される
あなたは健康な生活を送るために「睡眠」がいかに重要か知っていると思います。
お酒を飲むとお酒に含まれるアルコールは肝臓でアセトアルデヒドという毒物に分解されます。
本来であれば、寝るときはリラックスする副交感神経が優位になってなければいけませんが、アセトアルデヒドは交感神経を刺激し、その人を覚醒・興奮させる作用があります。
また、利尿作用があるため、夜中にトイレへ行きたくなり、連続した睡眠が難しくなります。
それらの作用によって、睡眠の質が低下し、起きた時も倦怠感が残り、次の日のパフォーマンスが低下してしまうのです。
【睡眠に関する記事はこちら】
体重が増える
実はアルコールは高カロリーです。
アルコール60gあたり430kcalもあります。
ご飯と一緒にお酒を飲んでる人はカロリー的には、1日に4食も5食も食べていることになるんですね。
恐ろしい...。
老化がすすむ
アルコールは人を老いさせます。
原因はあのアセトアルデヒド。
アセトアルデヒドはカラダに炎症を引き起こします。
炎症によってなぜ老化が進むのかというと、カラダの免疫機能が炎症の方にかかりっきりになって、カラダに溜まる老廃物の除去が滞ってしまうからです。
そして、肌質などを悪化させて、見た目にも老いさせてしまうのです。
【老化に関する記事はこちら】
重病になるリスクが上がる
ここで登場するのも、あの憎きアセトアルデヒド。
コイツは人の睡眠を壊し、老化させた挙句の果てに、人のDNAに傷をつけてしまいます。
DNAに傷つくと、癌になるリスクが高まります。
日本人の死因の半分以上を占める3大疾患「悪性新生物(癌)」「心疾患」「脳卒中」。
以前からタバコは癌の原因だ!と叫ばれてきましたが、実はアルコールも癌を引き起こす犯人だったんですね。
お酒を飲まない生き方「ソバーキュリアス」
アルコールが体質的に合わないという訳ではなく、飲めるんだけど“あえて”飲まない生き方を選ぶ人が現在増えてきています。
あえてお酒を飲まないライフスタイルを「ソバーキュリアス」と言います。
ちなみに、体質的にアルコールが飲めない訳ではなく、元々はお酒を飲んでいた人で、酒をやめることを前向きにとらえ、健康的で有望な選択肢として自ら禁酒を選んだ人たちを「ソバキュリアン」と呼びます。
ソバーキュリアスはイギリス出身のジャーナリストであるルビー・ウォリントンが「sober(しらふ)」と「curious(好奇心)」を組み合わせた造語です。
コロナ禍で「人の命には限りがある」ということを改めて認識したり、付き合いで行っていた飲み会について考えたりして、お酒とどう付き合っていくかを考え直した人が増えてきたのです。
先ほど、紹介したようにアルコールにはたくさんのデメリットがあります。
今一度、アルコールとどう付き合っていくか、考え直してみませんか?
【ソバーキュリアスに関する記事はこちら】
まとめ
- 「百薬の長」という言葉は中国の皇帝である王莽(おうもう)がお酒を民衆に広めて税金を巻き上げるために考えた言葉。
- お酒メーカーはテレビの大きなスポンサーとなっているため、テレビではお酒の印象が悪くなるような情報は流せず、視聴者はお酒に対する良いイメージを抱きやすくなる。
- お酒の依存度は違法薬物や覚せい剤と同程度に強い。
- アルコールには「睡眠を壊す」「体重が増える」「老化がすすむ」「重病になるリスクが上がる」といった恐ろしいデメリットがある。
日本人の平均年収はここ数十年ほとんど上がっていません。
しかし、税金や物価は上がっているため、使えるお金はどんどん減っています。
お金がそんなにない人でも酔えるようにアルコール度数が高い「ストロング系チューハイ」などのアルコールが出てきました。
ハッキリ言ってストロング系はカラダへの悪影響がエグイです。
あなたがアルコールを飲まない生き方を選択したら、アルコールに費やすお金が浮きますし、心身ともに健康になりますし、新たなことを勉強したり、副業する時間も増えます。
素晴らしくないですか?
僕もソバキュリアンになろうとしてまずが、まだ週末にお酒の誘惑に負けてしまいます。笑
いきなりアルコールを完全に飲まなくするのは難しいかもしれませんが、シラフの人生を一緒に楽しんでいきませんか?
【参考】
【あわせて読みたい】