【障害者の働き方】就労移行支援・就労継続支援、障害者雇用を簡単に解説

精神疾患、身体疾患などの障害があり、一般企業で働くことが難しい人は、どこで働けばいいの?

そんな疑問をお持ちの方は是非、この記事を見ていってください。

 

この記事では、障害により長時間の勤務が難しい人や職場で配慮を貰いながら働きたい人はどこで働けばいいのか、そしてその場所で働くにはどういった流れになるのか、などを簡単に解説していきます。

 

【障害者の働き方】就労移行支援・就労継続支援、障害者雇用を簡単に解説

【障害者の働き方】就労移行支援・就労継続支援、障害者雇用を簡単に解説
Photo by Hunters Race on Unsplash

身体に何らかの障害があったり、うつ病や統合失調症などの精神障害、発達障害などで一般企業で働くことが難しい場合、いくつかの働き方があります。

ここでは主なものである就労移行支援、就労継続支援A型・B型、障碍者雇用の目的や対象者、平均月給などを図にまとめました。

 

就労移行支援・就労継続支援・障碍者雇用の違い

就労移行支援」は、障害者総合支援法に定められた「障害福祉サービス」の一つで、就労に向けたトレーニングや働くために必要な知識やスキルの習得、就職後の職場定着サポートが目的になるので、サービス料を払わなければなりません。

ただし、ほとんどの方は無料で利用できます。

 

就労継続支援」も、就労移行支援と同じく障害者総合支援法に基づくサービスですが、就労継続支援は訓練給付に位置づくサービスで、一般企業などでの就労が困難な人に働く場を提供するとともに、知識及び能力の向上のために必要な訓練を行うサービスのことを言います。

就労継続支援B型は雇用契約を結ばずに、自分のペースに合わせて就労できる反面、平均言及は16,00円ほどです。

そのため、生活保護や障害年金を受給しながら働くという方が多いです。

 

また、就労継続支援A・B型、障碍者雇用の目的に書かれている「合理的配慮」とは、障害の有無によらず、すべての人の人権を平等に守れるよう、一人ひとりの特徴や場面に応じて生じる困難を取り除くための調整や変更のことです。

 

【障害年金に関する記事はこちら】

 

就労移行支援、就労継続支援、障害者雇用で働くまでの流れ

就労移行支援、就労継続支援、障害者雇用で働くまでの流れ

就労移行支援、就労継続支援、障碍者雇用がどういったものなのか分かったところで、ここではそれぞれを利用するまでの具体的な流れについて簡単にご説明します。

就労移行支援を利用するまでの流れ

①就労移行支援事業所を探す

就労移行支援と一口に言っても、事業所によって、提供しているプログラムが違いますし、雰囲気や就労実績なども異なります。

なので、まずはお住いの地域の役所にある障害福祉課等に相談して通える範囲内にある事業所を紹介してもらうか、インターネットで事業所を検索してどこが自分に合っているのかを調べてみましょう。

②就労移行支援事業所の見学、利用先の決定

事業所を探したら、実際に事業所に見学に行きましょう。

実際の雰囲気や細かなプログラム内容、他の利用者の様子などWEBサイトだけでは判断しきれないものを実際に見に行くことによって利用後のミスマッチを防ぐための材料になります。

実際に見学してみて、自分に必要なプログラム内容なのか、通いやすさや雰囲気などを考慮し、利用先を決めます。

③障害福祉サービス受給者証を申請する

就労移行支援を使用するためには、「障害福祉サービス受給者証」が必要です。

障害福祉サービス受給者証は障害者グループホームや就労移行支援、就労継続支援などの支援サービスを受ける際に必要で、これを取得すると行政の給付金を受けながら支援サービスを利用することができます。

つまり「福祉サービスを利用するために必要な自治体が発行する証明書」のことです。

障害者手帳だけではサービスは受けられませんので注意してください。

 

障害福祉サービス受給者証の申請は、お住いの行政窓口に就労移行支援を利用したい旨を伝えて、必要書類を用意してから申請をおこないます。

④事業所と利用契約を結ぶ

障害福祉サービス受給者証の発行が行われた後、利用する就労移行支援事業所と利用契約を結びます。

⑤就労移行支援の利用開始

就労移行支援事業所のスタッフが事業所を利用する人の課題などを盛り込んだ「個別支援計画」を作成します。

就労移行支援では、障害がある場合や長期間休職していて、社会に出る事に不安を感じている方が、就職をした後も断続して働いていけるように目標に沿って課題をクリアしていきます。

このように1人1人個別に就職を支援するサービスが個別支援計画になります。

 

この個別支援計画に沿いながら、就職を目指してカリキュラムに取り組んでいきます。

 

【参考資料】

りたりこワークス「就労移行支援を利用するまでの手続き」

 

就労継続支援を利用するまでの流れ

就労継続支援を利用するまでの流れ
Image by Jess Bailey from Pixabay

就労継続支援A型/B型を利用するまでの流れは以下のようになります。

  1. 就労継続支援A型/B型事業所を探す
  2. 事業所の見学、利用先の決定
  3. 面接(A型利用の場合)/体験利用(B型利用の場合)
  4. 障害福祉サービス受給者証の申請
  5. 就労継続支援の利用開始

大体の流れは就労移行支援と同じなので、異なるところだけ説明します。

 

就労継続支援A型を利用する場合は、雇用契約を結ぶことになりますので、基本的に面接を受ける必要があります。

また、A型事業所はB型事業所と比べて、圧倒的に事業所数が少ないので、B型事業所よりも競争率が高いです。

2020年に厚生労働省が行った調査では、A型事業所は3,929か所、B型事業所は13,355か所でした(令和2年社会福祉施設等調査の概況より)。

 

B型事業所を利用する場合は、実際の作業の体験することで、より具体的に利用時の様子をイメージすることが出来るので、体験利用することが推奨されています。

 

【参考資料】

ヴィストジョブズ「就労継続支援A型・B型利用開始までの流れ~『働く』一歩を踏み出したい方へ~」

 

障害者雇用で働くまでの流れ

障害者雇用で働くまでの流れは、一般での就労するときの流れとほとんど変わりません。

  1. 求人情報を探す
  2. 履歴書や職務経歴書など書類応募
  3. 面接
  4. 内定

求人情報を探す際は、障害者雇用を専門にサイトやエージェントがありますし、ハローワークには障害者が就労する為の部署(障害者専門窓口)があります。

ハローワークの障害者専門窓口には、手話や筆談が出来る支援員や精神障害者の支援に特化した支援員がいることが多いので、就活に不安を抱いている場合は、相談すると良いでしょう。

 

面接では、「どんな配慮が必要なのか」を問われることが多いです。

そのため、自分の得意・不得意、特性を理解するために、自己分析しておくことが大切です。

 

まとめ

この記事では、障害を持つ方の働き方や働くまでの流れについてざっくり解説してきました。

仕事が続かない理由の多くはミスマッチなので、働き方や職種などを面倒くさがらずに、色々と調べてみることが大切です。

 

【参考資料】

RECOMMONS「障害者雇用で短時間勤務は可能?20時間未満はできるのか?」

一般社団法人 全国地域生活支援機構「就労継続支援とは?」「合理的配慮とは?」

シンセイホールディングスカブシキカイシャ「障害福祉サービス受給者証とは?申請方法や手続きに関して」

 

【あわせて読みたい】

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北海道在住の31歳。 フルタイムで働くかたわら、30歳から通い始めた大学の通信制で心理学を学んでいます。月に10冊以上本を読んだり、論文を読み漁ったりして得た知識をブログでシェアします。