本を何冊読めば人生が変わる?読む人と読まない人ではどんな違いがあるの?

 

人は一つの人生しか生きられません。

当たり前ですよね。

しかし、読書をするといくつもの人生が体験できます。

なぜなら、「一冊の本」には著者が長い年月をかけて培ってきた知識や経験が詰まっているからです。

 

1000円くらい支払えば、とても貴重な知識や経験の一端に触れることができる。

こんなコスパの良い投資が他にあるでしょうか?

 

よく「本を読むと人生が変わる」と言われてます。

では、一体何冊の本を読めば人生が変わるのか、この記事で解説していきます。

 

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本を何冊読めば人生が変わる?

結論から言うと、10~25冊の本を読むと人生が変わると言われています。

人生が変わるってくらいだから、最低でも100冊は必要かと思ってた!
マインドパレッサー
そうなんです。意外と少ないですよね。

 

それはイタリアにあるパドヴァ大学が行った研究で明らかになりました。

フランス・ドイツ・イタリアなど9か国の5280人の男性を対象に「子どもの頃、家にどれくらい本が置いてあったのか」と「大人になってからの収入」の関係を調べました。

 

その調査の結果、子どもの頃(10歳ころ)に学校以外で家にある本を10冊以上読んでいた人は大人になってからの年収が読んでいなかった人よりも21%も高かったのです。

「年収が21%もアップ」はもの凄い差です。

 

マインドパレッサー
つまり、「本を10冊以上読むと人生が変わる」と言っても過言ではないですよね。

 

ここであなたはこんな疑問を持つかもしれません。

親の年収が高くて、教育レベルも高いからじゃないの?

 

パドヴァ大学の研究では細かい点も調べていて、親がホワイトカラー職かどうかは子どもの年収とはあまり相関関係が見られませんでした

また、都会に住む子どもよりも田舎に住む子どもの方が読書をするメリットが大きいということも分かりました。

 

じゃあ、子どもの将来のために200冊本を置いておこうかしら!

 

この研究で明らかになった興味深いことは、家にどれだけ本が置いてあるかは子どもが大人になった時の年収と関係がなかったということです。

つまり、家に100冊あっても、500冊あっても、1000冊あっても、子ども自身が興味を持って本を読まなければ意味がないのです。

本を読む人と読まない人ではどんな違いがあるの?

本を読む人は読まない人よりも

  • 年収が上がる
  • 論理的思考力が上がる
  • 素養がつく
  • 表現力が豊かになる
  • 好奇心が高まる

などの違いがあります。

 

この記事では、読書によって将来に就く職業にどんな影響があるのか、進学率はどのくらいアップするのかについて深堀りしていきます。

大人になってから肉体労働に就きにくくなる!

年収という観点から見ると、肉体労働よりも知的労働の方が年収は高くなる傾向にあります。

そして、本をよく読む子どもは大人になってから、肉体労働に就きにくいということが明らかになりました。

このことも、本を読む人の年収が高くなることの一つの要因として考えられます。

大学進学率が20%アップする!

本をよく読む人はそうでない人よりも、将来やりたいことがハッキリしている傾向があります。

読書をすると、脳への血流量が増え、IQがアップする効果などもあいまって、大学への進学率が本をあまり読まない人よりも20%高いということが分かっています。

学力が2年分差がつく!

学校以外で25冊以上、本を読んだ子どもはそうでない子どもと比較すると、2年分も学力に差がつくということも分かっています。

「2年分の学力差」といったら、高1と高3の学力くらい違いますから、もの凄い差です。

本は好奇心を高める!

あなたはこんな経験ありませんか?

知りたいことがあって本を読んだのに、逆に分からないことが増えちゃった...

 

自分にとって良い本というのは、

既に知っていること:知らないこと=4:6

くらいだと言われています。

 

既に知っていることが多いと、

何だよ!知ってる内容ばっかじゃん!

 

となるし、逆に知らないことばかりだと、

 

うわっ何これ。何言ってるのか全然分からない。

 

となります。

 

そのため、読もうとしている本の目次を読んでみて、知ってること・知らないことの割合が4:6くらいになるものが自分にとって良い本です。

つまり、半分以上は自分の知らないことです。

 

なので、本を読むと好奇心が刺激されて、「色んなことを知りたい欲」が湧いてくるのです。

 

さまざまな研究で「好奇心」は社会的な成功と大いに関係しているということが分かっています。

まとめ

「文字」は人類史上最高の発明だと言われています。

文字がないと、先人たちが経験してきたことを後世に伝えるためには、口頭で伝えるしかないので、その人が突然亡くなったりしてしまえば、そこで貴重な知恵は途絶えてしまいます。

 

「文字」が発明されたことで、僕たちは先人たちの貴重な知識を学び、活用することが出来るのです。

つまり、本の中には賢く生きるヒントがたくさん詰まっているのです。

 

そう考えると、本を読まないことはとても勿体ないことだと思えますよね。

 

現在は重い本を持ち歩かなくても、電子書籍やオーディオブックもあるので、気軽に読書を楽しめるになりました。

読書習慣を身に付けて、人生を賢く生きましょう!

 

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参考

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tetsuya
北海道在住の35歳。 元ホテルマン。30歳で一念発起して、大学に入り直し、心理学を学ぶ。医療機関で実務経験を積んだのち、公認心理師を取得。月に10冊以上本を読んだり、論文を読み漁ったりして得た知識をブログでシェアします。