あなたの寿命を決めるテロメアとは?運動すると伸びるかも!?

 

人間の寿命は一体、どのような要因によって決まるのでしょうか?

科学者たちは人間の寿命に関する仮説をいくつか立てました。

① 消耗説

身体中の細胞・器官は食べ物や外気に含まれている毒素、様々なストレスによってダメージを受けます。

それによって老化が進み、身体が衰えていくという説です。

② 老化プログラム説

人間の寿命は個人個人の遺伝子(DNA)に既に刻み込まれているという説です。

③ フリーラジカル説

生きている間に細胞死や異常細胞の増殖によって、老化が進むとする説です。

といった説がありますが、一番、有力視されている説が「テロメア説」です。

 

この記事では、人間の寿命と深い関係があると考えられているテロメアとは何なのか、テロメアを伸ばす(寿命を伸ばす)ことは可能なのか、といったことについて解説していきます。

 

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あなたの寿命を決めるテロメアとは?

copy right@ Dr.Fiore

テロメア(染色体末端粒)」とは、生物の細胞内にある染色体の端っこにくっついている部分です。

テロメア(telomere)の語源はギリシャ語で「末端」を意味する“telos”と「部分」を意味する“meros”から作られた言葉です。

 

テロメアは細胞分裂のたびに少しずつ短くなっていきます。

このことからテロメアは細胞分裂で染色体が複製されるときに、染色体が傷つくのを防ぎ、安定性を維持する働きがあると考えられています。

 

「テロメア説」とはどんな説? 別名「命の回数券」?

テロメアは細胞分裂の際に、他の部分と同じ様に複製されますが、完全に複製することが出来ないため、細胞分裂をするたびにだんだん短くなっていきます。

だんだん短くなっていくテロメアが完全になくなってしまったとき、その生物は細胞分裂することが出来ず、死滅してしまうというのが「テロメア説」です。

 

細胞分裂を繰り返すごとにだんだん短くなっていくことから、テロメアを調べることであと何回、細胞分裂が出来るかを調べられるかもしれないと考えられ、「命の回数券」とも呼ばれています。

 

運動したら伸びるかも!?双子の実験で明らかになった意外な事実!

copy right @ life hacker

科学者たちは「人が放射線量の多い無重力空間で過ごすと遺伝子や人体にどのような影響があるのか」に興味を持ちました。

 

そこで、NASAに所属する一卵性双生児の宇宙飛行士であるScott Kelly氏とMark Kelly氏に協力してもらい、実験を行うことにしました。

2015年~2016年にかけて約一年間(正確には340日間)をScott氏にはISS(国際宇宙ステーション)の無重力空間で過ごしてもらい、Mark氏には地球に留まってもらい1年後の2人にどのような変化が生じたのかを調べました。

 

科学者たちは恐らく「宇宙空間で過ごすと人体に何らかの悪影響がある」という仮説を立てて、この実験を行ったのだと思います。

しかし、実験結果は予想外の結果となりました。

 

なんと、無重力空間で過ごしていたScott氏の白血球のテロメアが伸びていたのです!

 

一方、地球に留まっていたMark氏はテロメアが短くなっていました。

実は、Scott氏は無重力空間で筋肉量を落とさないようにとめちゃくちゃ運動をしていたのです。

研究者のスーザン・ベイリー氏も“無重力空間で筋肉量を減らさないよう熱心に運動したことと、地上に比べてカロリー摂取量が少なかった点と結びついている可能性がある”と指摘しています。

 

無重力空間で過ごすことがもしかしたら、ネガティブではなくポジティブな影響を与えているのかもしれませんし、その他の要因の可能性も否定できないため、「運動でテロメアが伸びる!」とは言い切れませんが、運動すればテロメアに何らかの影響はあることが予想されます。

 

運動の効果についてはこちらの記事をご覧ください

 

瞑想・ヨガでテロメアの長さを維持できる!?

学会誌「Cancer」に発表されたカナダの研究によると、人間の精神状態は直接DNAに物理的な影響を与えており、精神状態を良好にすることでテロメアの長さを維持できるとのことです。

 

研究では、乳がんを患っている人たちを3つのグループに分けました。

  • グループ1‐瞑想とヨガをする
  • グループ2‐グループセラピーと社会的サポートをする
  • グループ3人‐統制群としてストレス管理のクラスを受けてもらう

その結果、88人の被験者の血液を分析したところ、瞑想とヨガを行ったグループ1とグループセラピーと社会的サポートのグループ2の人たちのテロメアの長さが維持されていたのです。

 

つまり、瞑想やヨガ、グループセラピーはテロメアの長さにポジティブな影響を与えるのです。

 

せっかちな人はテロメアが短い!?

シンガポール国立大学が1158人の学生を対象に、忍耐強さの度合いを測るアンケートを行いました。

アンケートの内容は

今、100ドルもらう or  一か月待って、101ドルもらう

今、100ドルもらう or 一か月待って、102ドルもらう

今、100ドルもらう or 一か月待って、128ドルもらう

で何ドルまでいけば一か月待つのかを答えてもらい、忍耐強さの度合いを調べました。

101ドルでも一か月待つと答えた学生は忍耐強く、128ドルでようやく一か月待つと答えた生徒は忍耐強くないとします。

 

そのアンケートと合わせて血液を採取・分析し、テロメアの長さと忍耐強さの関係を調べました。

すると、忍耐強さがない、せっかちな学生の方がテロメアの長さが短いことが分かりました。

 

過去の研究でも、せっかちで短気な人は高血圧になりやすいなどの健康面への影響が確認されています。

 

テロメアの長さを調べる方法

テロメアの長さは「遺伝子検査」で調べることができます。

僕はGene Life(ジーンライフ)が提供している「Genesis2.0」という遺伝子検査をしました。

遺伝子検査といっても、送られてくる検査キットに自分の唾液を入れて送り返すだけなので、とても簡単です。

 

しかし、検査項目は約360もあり、罹りやすい病気は何なのか、栄養状態はどうなのか、頭の回転はや記憶力はどうかなどあらゆることが分かります。

テロメアの長さもGenesis2.0で調べることができます。

 

僕は「標準」でした。

検査費用は少し高いですが、自分のなりやすい病気を知ることで、生活習慣を改善することが出来ますし、自分自身をより深く知るきっかけになるので、是非やってみてください。

遺伝子検査キット GeneLife Genesis2.0(ジーンライフ ジェネシス2.0)疾患リスク 肥満 肌美容 祖先ルーツ など約360項目解析

 

より遺伝子検査について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

 

最後に

人間の寿命に深く関係している「テロメア」。自分の努力次第で伸ばすことが出来ます。

運動や瞑想、ヨガを生活習慣に取り入れて長生きしましょう!!

 

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tetsuya
北海道在住の35歳。 元ホテルマン。30歳で一念発起して、大学に入り直し、心理学を学ぶ。医療機関で実務経験を積んだのち、公認心理師を取得。月に10冊以上本を読んだり、論文を読み漁ったりして得た知識をブログでシェアします。