ストレス環境下では判断能力が低下する。冷静に判断する方法とは?

 

人間はストレスを受けると、「コルチゾール」というホルモンが放出されて、心拍数・血圧などが上昇します。

そして、アドレナリンの濃度を調整して、思考能力が低下してしまいます。

 

思考能力が低下してしまうと、人間は愚かで浅はかな行動をとってしまいます。

また、思考能力が低下しているため、本人は「自分が思考能力が低下している」ということに気づきません。

 

マインドパレッサー
あなたにも心当たりがあるのではないでしょうか?ついカッとなって、大切な人に酷いことを言ってしまったり、物に当たってしまったり...

 

そうならないために、事前分析が必要だというのが、脳神経学者のダニエル・レヴィティン氏です。

彼は「How to stay calm when you know you’ll be stressed(ストレスにさらされていると知っているとき、冷静でいる方法)」というタイトルのTEDトークでそのこといについて語っています。

 

この記事では、ストレス環境下でも冷静に判断する方法について、簡単にご紹介します。

 

 

ストレス環境下では判断能力が低下する。冷静に判断する方法とは?

あなたがもし、よく家の鍵をなくしてしまうとしたら、「鍵を置く場所を決めておく」ということが効果的です。

鋭い人
なんだよ!そんなこと前から言われてることだよ!
マインドパレッサー
確かにそうですが、その理由ってご存知ですか?
鋭い人
そ、それは分からない...

 

あなたは脳の「海馬」という部位を聞いたことがあるかもしれません。

よく「記憶と関係している」と言われていますが、空間認識とも関係しています。空間認識とは、どこに何があるのかを把握する能力です。

 

海馬は静止している(場所が決まっている)ものを覚えるのは得意ですが、移動するものを覚えるのは苦手です。

家の中のキッチンやトイレなど場所が変わらないものはすぐに覚えられますが、携帯電話、鍵、財布など置き場所が変わるものを覚えるのは海馬にとって難しいのです。

 

なので、置き場所を決めようねってことなんです。

 

持病の薬を服用している方は注意が必要!

例えば、あなたが健康診断で引っかかって病院へ行ったとします。

そして医者から、

お医者さん
ちょっとコレステロール値が高いですね。心臓病になるリスクがあるので、コレステロール値を下げるスタチンを処方しますね。

と言われました。すると、あなたは

うわっコレステロール値高くて心臓病になるかもしれないのか。スタチンを飲めば治るんだな

と考えて、医者の提案をそのまま受け入れるでしょう。

 

マインドパレッサー

ここであなたに問題です。

スタチンはコレステロール値を下げるために、一般的に処方されている薬ですが、スタチンを飲んでコレステロール値が下がる人はどのくらい居ると思いますか?

 

一般人
いやっ何言ってんの?そんなの100%に決まってるでしょ!医者が勧める薬なんだから!

多くの方はこのように答えると思いますが、グラクソ・スミスクラインという製薬会社が行った調査によると、その答えは違ってきます。

その調査では、スタチンを含め、薬の90%は30~50%の人にしか効かないそうです。

 

スタチンはコレステロール値が高い300人が1年間、スタチンを服用すると、1人だけが心臓病などにかかるリスクを免れることが出来るそうです。

一方、スタチンの副作用はどうでしょうか?

スタチンの副作用には、

  • 筋肉萎縮
  • 関節痛
  • 胃腸を痛める

などがありますが、服用した人の5%がそれらの副作用を引き起こすと言われています。

300人の5%は15人です。

 

つまり、治る人の15倍の確率で副作用に苦しむことになるということです。

 

衝撃ですよね。

何のために薬を飲んでるのか分からなくなります。

 

ただ、スタチンが悪い薬だと言っているわけではありません。

盲目的に医者の言うことを信じてしまうのは危険なので、かかりつけのお医者さんがいるなら意見を聞いてみるだとか、自分で本当にその薬が必要なのか、を考えてみるということが大切なのです。

 

冷静な判断をするためには事前分析が大切

ダニエル・レヴィティン氏はストレスを受けることが予測される状況でも、冷静な判断が出来るように、「事前に準備をすること」が大切だと言っています。

 

病院へ行く場合であれば、事前に想定される質問を考えておく。

なぜなら、医者に衝撃的なことを言われると、ストレスで思考能力が低下し、冷静な判断が出来ないからです。

 

人生には必ずうまく行かないときがあります。人は誰しも時々は失敗するのです。

ですが、先にどんな失敗があるのかを予測して、対応策を考えておくと、ダメージを最小限に留めることが出来るのです。

 

自分や他人の感情を理解したり、自分の感情をコントロールする力、感情知能についてはこちらの記事をご覧ください

 

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tetsuya
北海道在住の35歳。 元ホテルマン。30歳で一念発起して、大学に入り直し、心理学を学ぶ。医療機関で実務経験を積んだのち、公認心理師を取得。月に10冊以上本を読んだり、論文を読み漁ったりして得た知識をブログでシェアします。