「ユーモア欠乏症(ユーモア欠落症、ユーモアの決定的欠落)」はウィキペディアのパロディサイトであるアンサイクロペディア(uncyclopedia)から生まれた言葉です。
アンサイクロペディアでは「ユーモア欠乏症」を以下のように説明してます。
ユーモアを理解する能力を失うことや、興醒めなことを面白く感じて周囲に喚き散らしたりすることを主な症状とするソーシャル(社会性)疾患の一つである。
「ユーモア欠乏症」には以下のような症候が認められる。
- ジョークの何処が面白いかわからない。
- ジョークを見聞きすると不快感・吐き気を覚える。
- ジョークを聞いて楽しんでいる人を見ると憎悪の念を抱く。
- ジョークの不条理な点を的確に指摘して優越感にひたる。
- ジョークをパーティで言うと周りから人がいなくなる理由がわからない。
- ジョークの中の登場人物が自分のことだと勘違いする。
- ジョークであることを理解できずにマジギレする。
- ジョークと悪口の区別がつかない。
これはちょっとふざけていますが、あなたの周りにもめちゃくちゃ真面目で遊び心がなくて、冗談が通じない人はいませんでしたか?
実はそういった「ユーモア欠乏症」の人よりも、遊び心がありユーモラスな人の方が社会的に成功しやすいということが、さまざまな研究によって明らかになってきています。
この記事では、なぜ「ユーモア欠乏症」の人よりもユーモラスな人の方が社会的に成功しやすいのかについて解説していきます。
ユーモア欠乏症の人に合わせなくて良い
と考える方も多いはず。
しかし、ガリ勉が強いのは受験勉強まで!
社会に出てからは遊び心があり、ユーモラスな人の方が成功しやすいです。
なので、無理にユーモア欠乏症の人に会わせなくても大丈夫です。
ユーモア欠乏症の人の欠点
ユーモア欠乏症の人は出世するスピードがユーモラスな人に比べて遅い傾向があります。
会社で出世をするには上司から認められなければいけません。
ここに真面目な人とユーモラスな人がいるとします。
2人は同じくらい仕事が出来ます。
真面目な人は黙々と業務をこなしてくれることでしょう。
一方、ユーモラスな人は周りの人とも上手くコミュニケーションを取ったり、営業先からも好かれそうです。
さて、あなたが上司なら、どちらを出世させますか?
社会に出ると会社の同僚・上司、営業先の担当者、地域住民などとのコミュニケーションが非常に重要になってきます。
「ユーモア」は人とのコミュニケーションを円滑にする潤滑油のようなものなので、人間関係を良好にします。
ユーモラスな人とは会話が弾むので、業務以外の趣味・家族のことなども話すため、その人のことをより深く知ることができます。
しかし、真面目な人は「勤務している時は業務に関係ない会話はするべきではない」と考え、業務の話に終始するため、私生活などベールに隠された部分が多いです。
恋人を選ぶときは、
という方もおられると思いますが、会社においてはその人の人となりなども分かった方が安心できますよね。
ユーモラスな人の意外な強みとは?
ユーモラスな人は周りの人に、その人の人となりが伝わりやすい、コミュニケーションが円滑になるなどの強みがあります。
また、ユーモラスな人はモテます!お笑い芸人ってモテますよね?
と疑問に思ったことはありませんか?
ユーモラスな人・面白い人は周りから「頭の回転が早くて賢い人」と思われます。
人間が生物として生き残っていくためには、頭の回転が早く賢い人の方が有利ですから、その人が魅力的に映ります。
なので、ユーモラスな人はモテるんです。
実はそれ以外にも、ユーモラスな人の意外な強みがあるのでご紹介します。
ユーモラスな人は好奇心旺盛
ユーモラスな人、遊び心がある人は「好奇心」が強い傾向があります。
254人の社会人学生を対象に、「遊び心のある・なし」と「学校での成績」の相関関係を調べた研究があります。
その研究の結果、遊び心がある人はテストとは関係のない、テスト範囲の外側まで勉強している人が多くいました。
つまり、遊び心のある人は新しいもの・自分の知らないものに興味を持ちやすく、言われたことだけではなく、色々なことにチャレンジする傾向があるということです。
そのためなのか、遊び心のある人の方が遊び心のない人よりも学校での成績が良かったのです。
飽きっぽい性格が強みになる
ユーモラスな人は好奇心が強いため、新しいことに興味を持ってどんどんチャレンジしていきますが、それは裏を返すと「飽きっぽい」ということになります。
しかし、その飽きっぽい性格も強みになることがあります。
例えば、会社で何らかの問題が発生したとき、飽きっぽい性格の人は従来通りの方法だけじゃなく、新しい方法を試そうとします。
つまり、色々な方向からのアプローチをすることになり、結果、問題解決につながります。
まとめ
人は楽しそうなところに集まります。
そして、人が集まるところにはお金も集まります。
「ユーモアがある」というのは、大きな武器となるのです。
Jurnal of Leadership & Organizational Studiesというリーダーシップと組織に関する研究を掲載している科学雑誌によると、求職者にとって「職場が楽しそう」というのは給料が高いか、出世できそうかよりも重要視されているのです。
考えてみればそうですよね?
いくら給料が良くても、何にも面白くない息が詰まりそうな職場で働くのは、苦痛以外の何ものでもありません。
息が詰まりそうな職場でもユーモラスな人が1人いるだけで、雰囲気がガラッと変わります。
「自分は真面目すぎる」と自覚している人は、もう少し方の力を抜いていきましょう。
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参考
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1.ユーモア欠乏症の人に合わせなくて良い
1-1.ユーモア欠乏症の人の欠点
2.ユーモラスな人の意外な強みとは?
2-1.ユーモラスな人は好奇心旺盛
2-2.飽きっぽい性格が強みになる
3.まとめ