風邪と肺炎の違い!どんな症状が出たら病院へ行くべきか

 

病気の人
ゴホッゴホッ!咳が止まらない!これは風邪?それとも肺炎?病院に行った方が良いかな?

と悩むこと、ありませんか?

風邪と肺炎の症状の違いをざっくり説明すると、

風邪‐鼻水・鼻詰まり・ノドの痛み・だるさなど、複数の場所に軽い症状が出る

肺炎‐鼻水は出ないけどノドが凄い痛い、鼻水やノドの痛みはないけど咳が凄い出る、など症状の場所が限られている

実はこの症状の違いはは医療関係者以外、あまり知られていません。

この記事では風邪と肺炎の違いをより詳しく説明していきます。

 

なお、この記事は市原 誠氏の『どこからが病気なの?』を基に執筆しています。

市原氏はネット上で「病理医ヤンデル」として活動しており、この本以外にもいくつかの本を執筆しています。

医学の知識がない一般の人でも理解できるように、面白い例えを使って非常に分かりやすく説明してくれています。

病気って何なんだろう?という疑問をお持ちの方は手に取って損はない本だと断言できます。

 

風邪と肺炎の違い!どんな症状が出たら病院へ行くべきか

「風邪」で検索すると色々と風邪に関する有益な情報が載っていますが、その本質は「放っておいても治るのが風邪」です。

そして「肺炎」は「人間が勝つのに苦労する、あるいはときに負けてしまうこともあるため、医療が慎重に手助けした方が良い呼吸器系の感染症」です。

では、もう少し詳しく2つの違いをご説明していきます。

風邪はウイルスが色んな場所に散らばる

人体は常にたくさんのウイルスや細菌に囲まれています。

それが普通で、人間の身体は生まれてからずっと人体に有害なものを排除して、味方だけを取り込むシステムを発達させてきました。

なので、ウイルスや細菌が体内に入るまでには何重にも防御壁が張り巡らされていますが、体内に入ったとしても、侵入したウイルスや細菌の多くは体内の軍隊、白血球などの免疫細胞によってやっつけられます。

そんな中でもウイルスや細菌のいくらかは運よく体内に侵入し、体内の軍隊に見つからない内に繁殖しようとします。

 

風邪はウイルスが身体の中に侵入した状態です。

 

軍隊に見つからない内に増殖したウイルスは身体のあちこちへ散らばります。

すると、鼻水・鼻づまり・咳・のどの痛みなどの症状が表れます。

しかし、体内の軍隊がそんな状況を黙って見ている訳がありません。

すぐに身体の各所でウイルスとの攻防を繰り広げます。

すると、熱が上がったり、頭が痛くなったりします。

体内の軍隊は強いので、ウイルスが全身に散らばっても数日後には駆逐します。

風邪は「3~5日ほどの短い期間で、人間が自分の力で勝てる感染症」です。

肺炎は細菌やウイルスが一か所に集中攻撃してくる!

風邪の原因はウイルスでしたが、肺炎の場合はウイルス性肺炎と細菌性肺炎があります。

ウイルスは生物ではないので、自力で増えることが出来ず、人体の細胞内に入り込んで増殖します。

一方、細菌は生物で、自ら細胞分裂をして増殖します。

細菌性肺炎の方が症状が重くなることが多いです。

子ども
じゃあ、ウイルス性肺炎の方が良いんだ!

 

 

マインドパレッサー

確かにウイルス性肺炎よりも細菌性肺炎の方が症状が重い場合が多いんだけど、ウイルス性肺炎はけっこう厄介なんだよ。

というのも、細菌には抗生物質が効くんだけど、ウイルスには効かないんだ!

 

 

肺炎になっている場合は、原因となる細菌やウイルスが肺でどんどん増殖しています。

風邪のように一気に身体のあちこちに散らばるのではなく、一か所に集中砲火するような感じです。

体内の軍隊が良い働きをしてくれますが、たまに負けてしまうことがあります。

肺炎の原因となる細菌が全身に回ってしまうと、軍隊との攻防は熾烈を極めます。

運が悪ければ敗血病と呼ばれる状態になり、全身の臓器が大きなダメージを受けて、命が奪われてしまいます。

しかし、医療の発達により、「抗生物質」という体外からの心強い援軍が現代にはあります。

この抗生物質によって多くの場合、命を奪われることが少なくなりました。

ただ、細菌が全身に回ってしまうと、抗生物質をもってしても簡単には駆逐できません。

「肺炎」は「人間が勝つのに苦労する、あるいはときに負けてしまうこともあるため、医療が慎重に手助けした方が良い呼吸器系の感染症」なのです。

咳エチケットの正しい方法

ウイルスや細菌はくしゃみ・咳によって飛び散るつばにたくさん含まれているので、それを近くにいた他の人が吸い込んだ場合、その人に病気が移ってしまうことがあります。

いわゆる、飛沫感染です。

どのくらい飛び散るかと言うと、一回のくしゃみで約200万個のウイルスが3メートル先まで飛び、咳でも約10万個のウイルスが2メートル先まで飛び散ります。

あなたは自分の保持しているウイルスを周りに拡げないように、くしゃみや咳をする時は鼻・口を覆うと思います。

しかし、その咳エチケット間違っているかもしれません!

恐らく多くの方は手の平で口を覆う、もしくは手をグーにして口に当てて、飛散を防いでいるかと思います。

この方法だと、自分の手にウイルスや細菌がついてしまいます。

すると、自分の手が触れた所にウイルスや細菌がくっついてしまうので、そこに触った人の手に移ることでどんどん拡がってしまいます。

正しい咳エチケットの方法は、下の写真のように腕で口と鼻を覆うようにすることです。

copy right@いのうえ耳鼻咽喉科

最後に

今現在、中国で原因不明の肺炎が流行っています。

もうすぐ中国圏で最も重要視されている祝祭日の春節を控えており、その期間中は何万人もの人が日本に来ます。

病気がちの人
咳が出るけど、これって風邪?それとも肺炎?

と迷ったら、軽めの症状が複数箇所にでるか、症状が出る場所が限られるかを考えてみてください。

そして、症状が限られた場所にしか出ない場合は肺炎の可能性があるので、早めに病院へ行ってください。

 

あわせて読みたい

参考文献

▼このブログを応援する▼
にほんブログ村 健康ブログへ
にほんブログ村

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUT US
tetsuya
北海道在住の35歳。 元ホテルマン。30歳で一念発起して、大学に入り直し、心理学を学ぶ。医療機関で実務経験を積んだのち、公認心理師を取得。月に10冊以上本を読んだり、論文を読み漁ったりして得た知識をブログでシェアします。