子どものストレスサインを見逃さないで。子ども特有の症状を解説

新型コロナウイルス感染症の蔓延が長期化する中、子どものうつ病が増えています。

2020年11月~12月に国立成育医療研究センターが小中高生のストレスに関するインターネット調査を実施しました。

小学4年生から高校生の計715人に「寝付きが悪い」「気分が落ち込む」など9項目について尋ねたところ、なんと169人(24%)が中等度~重度の「うつ症状」と判定されました。

小学4年生は15%、中学生は24%、高校生は30%と年齢が上がるにつれて割合も増えていました。

 

子どもは家庭環境や学校生活の変化によって大人と同じようにストレスを感じていますが、子どもは自分がどのようにストレスを感じているのか分からないし、それをどう表現すれば良いのかも分かりません。

そのため、周りにいる大人が子どものストレスサインに気づき、素早く対応をする必要があります。

 

この記事では子どもに特有のストレスサインとストレスサインをキャッチした際にどうすれば良いのかについて解説します。

子どものストレスサインを見逃さないで。子ども特有の症状を解説

大人ですら先が読めず理解が困難な状況下で、子どもの生活も変化を強いられています。

そのストレスを上手く言葉で言い表せないこともストレスとなり、さまざまな症状が現れます。

一般的なストレスサインとは別に、子ども特有の以下のような症状が起こりやすい。

  • 落ち着きがなくなり、楽しいはずの活動にも集中できない
  • 普段よりよくしゃべる
  • 癇癪を起す・泣きじゃくることが増える
  • こだわりが強くなる
  • 同じ行動を繰り返す
  • 赤ちゃん返り、幼児返りをして甘える
  • 一人でいることを不安がる
  • 学校などが再開しても行きたがらない
  • 周りの人にちょっかいを出すことが増える
  • おねしょをしてしまう
  • 夜中に怯えて起きる
  • 自室に引きこもり、ベッドから出ない

こういった言動がみられる場合は、子どもがストレスを感じている可能性があります。

 

それでは次にストレスサインをキャッチした時の対処法について解説していきます。

子どものストレスサインをキャッチした時の対処法

子どものストレスサインをキャッチした時の対処法

コロナ禍では誰もがストレス対策を必要としていますが、自分の感情や不安をうまく表現できない子どもは特に必要としています。

子どもが出すストレスサインをキャッチした時の対処法をご紹介します。

家族の感染予防ルールを決める

新型コロナウイルス感染症に関してまだまだ分からないことが多く、信ぴょう性のない情報も出回っているので、多くの人は一体何を信じていいのか分からず漠然とした不安を抱きます。

「恐怖」という感情は恐れる対象が明確なので対処もしやすいですが、「不安」はちょっと厄介で対象が曖昧なので対処しずらく頭の中でどんどんと不安が大きくなります。

したがって、家庭内で感染予防ルールを「見える化」して不安を和らげることが効果的です。

 

具体的には、以下のようなことが挙げられます。

  1. 感染症予防の情報ソースは公的機関が発信しているものに限定する
  2. 家庭内で換気のタイミングと担当者を決める
  3. 外出中や帰宅時に気を付けることを明確にしておく

 

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家族のスケジュールを把握

コロナの影響でリモートワークになった方も多いと思います。

部屋で仕事をしている最中に子どもが大声で遊んでいると、ついつい怒ってしまったということもあると思います。

すると、家族関係も悪化してしまいかねないので、対策が必要です。

 

具体的には「家族のスケジュールを把握する」という方法があります。

「9時から15時までは部屋で仕事をするから静かにしてね!」などと事前に言っておけば、子どもも協力してくれます。

 

また、リモートワークや学校が休校になると、生活リズムが崩れやすくなります。

そのため、家族のスケジュールを把握し、お互いステイホーム中に生活リズムを崩さないように気を配ることも大切です。

まとめ

  • 新型コロナウイルス感染症の蔓延が長期化する中、子どものうつ病が増えている
  • 子どもは自分の感情や不安をうまく表現できないため、周囲の大人が子どもが出すストレスサインに気づく必要がある
  • 子どもが出すストレスサインには「落ち着きがなくなり、楽しいはずの活動にも集中できない」「普段よりよくしゃべる」「癇癪を起す・泣きじゃくることが増える」といったものがある
  • 子どものストレスサインをキャッチしたら、家庭内の感染予防ルールを「見える化」したり、家族のスケジュールを把握するといった対策が挙げられる

 

【参考文献】

読売新聞オンライン「コロナで急増、子どものうつ症状の特徴は身体の不調、イライラ、ひきこもる」

古賀 良彦(2020)パンデミックブルーから心と体と暮らしを守る50の方法 亜紀書房

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tetsuya
北海道在住の35歳。 元ホテルマン。30歳で一念発起して、大学に入り直し、心理学を学ぶ。医療機関で実務経験を積んだのち、公認心理師を取得。月に10冊以上本を読んだり、論文を読み漁ったりして得た知識をブログでシェアします。