救急車を呼ぶべき?判断に迷ったら消防庁のアプリ「Q助」を活用しよう!

迷う人
この状況って救急車を呼ぶべきなのか?

と判断に迷った経験ありませんか?

そんな時は、総務省消防庁の気合いを入れて作り上げたアプリ「Q助」が役立ちます!

 

 

「Q助」はアプリだけではなくウェブ版もあるので、スマホ・パソコン・タブレットなど様々なデバイスで使用できます。

無料でダウンロードできますし、直観的に使えるのでいたって簡単です。

この記事では、「Q助」の使用方法などを解説していきます。

 

 

救急車を呼ぶべきか迷ったら消防庁のアプリ「Q助」を活用しよう!

「Q助」は総務省消防庁が一般人が緊急なのかどうかの判断をするのを支援するために、緊急度判定プロトコルVer.2を基に作成しました。

使い方はいたって簡単で、症状や大人か子どもかなどを選択していくと緊急度に応じた対応方法を教えてくれます。

緊急度が低い順から

  1. 「引き続き、注意して様子をみてください」
  2. 「緊急ではありませんが医療機関を受診しましょう」
  3. 「できるだけ早めに医療機関を受診しましょう」
  4. 「今すぐ救急車を呼びましょう」

緊急度の項目の意味

〇引き続き、注意して様子をみてください

引き続き様子をみて、症状が悪化したり、症状がおさまらず継続したり、他の症状が出てきたら、医療機関を受診してください。

 

〇緊急ではありませんが医療機関を受診しましょう

緊急ではないですが、受診した方が良いです。

症状が出たのが夜間なら、翌日の診察でも大丈夫です。

 

〇できるだけ早めに医療機関を受診しましょう

2時間以内を目安に病院へ行った方が良いです。

 

〇今すぐ救急車を呼びましょう

緊急性が高いと思われるので、今すぐに119番に電話しましょう。

 

緊急度の判定が終わったあと、選択した項目から何科にかかればいいのか?を教えてくれたり、医療機関の情報へのリンクや全国タクシーガイドへのリンクがあったりとかなり充実しています。

実際に使ってみました

アプリをダウンロードして、「利用規約に同意する」を押すと、症状を選択する画面にいきます。

すると、以下の画面が表示されます。

一瞬、ギョッとするかもしれませんが、一番下の「どれにもあてはまらない」を押すと、呼吸の具合や様々な症状の選択画面に移行します。

当然ながら、上の4つを押すと「今すぐ救急車を呼びましょう」です。

 

結果はこんな感じで表示されます。

 

 

年間どのくらい救急車は出動してるの?

総務省消防庁が公開している情報によると、平成30年に救急出動した件数(消防防災ヘリコプター含む)は、660万8341件(対前年比26万2824件増)、搬送人員は596万2613人(対前年比22万3949人増)でした。

そのうち、救急自動車による救急出動の件数は660万5213件、搬送人員は596万295人で、救急出動件数・搬送人員ともに過去最多となりました。

119番は情報提供サービスじゃない!

119番には毎日何十本もの電話がきます。

緊急を要する電話もあれば、中には夜間に受診できる病院を尋ねるための電話などの電話もかかってくるそうです。

119番は火災や救急を要する場合にいち早く通報するための電話番号なので、地域ごとに回線の数が限られています。

問い合わせのために119番に電話をすると、本当に命に関わる緊急事態に陥っている人の電話が繋がらない可能性があります。

救急搬送される人の半数近くは「軽症」

平成27年のデータですが、救急車で搬送された人数を傷病程度別で分けると、

  • 死亡‐1.4%
  • 重症‐8.5%
  • 中等症‐40.5%
  • 軽症‐49.8%

という結果でした。

つまり、救急搬送された人の半数近くが「軽症」です。

それもある意味、仕方のないことかもしれません。

なぜなら、医療に精通していない一般人からしたら何が重症で、何が軽症なのかの判断をするのは困難だからです。

なので、緊急度を判断するのを助けてくれる「Q助」があるのです。

最後に

いつどこで、自分や周りの人が助けが必要な状況になるか分かりません。

そんな時にあなたは「救急車を呼ぶべきかどうか」の選択に迫られます。

救急車の台数には限りがありますし、人員ももちろん限られています。

したがって、「とりあえず」で救急車を呼ぶべきではありません。

 

そんな時は、総務省消防庁のアプリ「Q助」を活用しましょう!

いざという時のために、ダウンロードしておいて損はないです。

 

 全国版救急受診アプリ「Q助」をダウンロード
AppStoreからダウンロード

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tetsuya
北海道在住の35歳。 元ホテルマン。30歳で一念発起して、大学に入り直し、心理学を学ぶ。医療機関で実務経験を積んだのち、公認心理師を取得。月に10冊以上本を読んだり、論文を読み漁ったりして得た知識をブログでシェアします。