思考停止の罠から脱出せよ!自分の頭で考える力を育てる3つの秘訣

 

「言われたことやってるだけだな。」とか、「思考停止しちゃってるな。」と感じたことはありませんか?

 

思考を止めてしまうと、周りにいいように使われて、体調を崩してしまったり、損をしてしまう可能性が高くなります。

本記事では、なぜ思考停止が起こるのか、その対策としてどのように「自分の頭で考える力」を養うかを解説します。

 

この記事は、苫米地英人さんが書かれた「思考停止という病」を参考にしています。

興味があればぜひ手に取ってみてください。

 

【この記事を読んで分かること】

  • 思考停止とは、クリエイティブな思考が止まる状態を指す
  • 日本人の思考停止の原因は、教育や会社の制度にあり
  • 自分の頭で考えるためには、「現状を疑う」「ゴール設定」「知識を得る」ことが重要

 

 

なぜ日本人の思考は停止するのか?

なぜ日本人の思考は停止するのか?
Photo by Wei Ding on Unsplash

「思考停止」とは、どのような状態をなのかを説明します。

思考には、「物理的な脳の活動」と「クリエイティブな思考」の2つのパターンがあります。

思考停止は、そのうちクリエイティブな思考が停止している状態を指します。

多くの人が日常生活の中で無意識にこの状態に陥りがちです。

 

日本人が思考停止に陥りやすい理由として、以下の3つの要因が挙げられます。

学校教育と会社の制度

日本の教育システムや企業文化には、クリエイティブな考え方を育むことよりも、既存の知識を詰め込み、上からの指示に従うことを重視する傾向があります。

たとえば、日本の学校では、試験で正しい答えを出すための暗記が中心であり、学生たちが自分で考える機会が少ないことが多いです。

教師から与えられた課題を正確にこなすことが評価され、独自の視点で物事を考えることはあまり奨励されません。

 

また、企業文化においても同様の傾向が見られます。

新入社員は、上司や先輩からの指示に従うことが求められ、自らの考えや意見を表現することが少ない環境に置かれることが多いです。

例えば、会議では決まった方針に従うことが優先され、異なる意見を出すことは敬遠されることがあります。

このような環境では、自分で考える力が育ちにくく、結果として思考停止に陥るリスクが高まります。

知識不足

自分の頭で考えるためには、基礎的な知識や幅広い情報が必要です。

知識が不足していると、物事を正確に理解したり、状況を適切に判断することが難しくなります。

たとえば、ある新しい技術やトレンドに対して知識がない場合、その技術がどのように自分の仕事や生活に影響を与えるかを正確に予測することができません。

また、知識が不足していると、問題解決のためのアイデアを生み出すことも難しくなります。

 

具体的な例を挙げると、経済学の知識が不足している人は、ニュースで取り上げられる経済問題を深く理解できず、単に表面的な情報に頼ってしまうことがあります。

この結果、深く考えることなく、メディアの情報をそのまま受け入れてしまい、思考停止に陥ることがあるのです。

ゴールがない

思考が停止するもう一つの要因は、明確な目標や問題意識がないことです。

ゴールがないと、現在の状況に疑問を持つことができず、思考が停止してしまいます。

目標があれば、その達成に向けて必要な情報を探し出し、考えを深めることができますが、目標がないと、どの情報が重要かを見極めることも困難になります。

 

例えば、仕事において目標設定が不十分な場合、ただ日常の業務をこなすだけで、より良い方法を考え出すことが難しくなります。

目標がはっきりしていないと、新しいアイデアや改善策を考える余地がなくなり、結果として思考が停止してしまうのです。

目標を持つことで、日常的な業務にも新たな視点を持ち込むことができ、思考が活性化されます。

 

自分の頭で考えるための技術

自分の頭で考えるための技術

「学校教育と会社の制度」「知識不足」「ゴールがない」といった要因が重なることで、多くの人が思考停止に陥りやすくなっています。

しかし、これらの問題を意識し、積極的に対策を取ることで、自分の頭で考える力を養うことが可能です。

次に、思考停止を防ぎ、自分の頭で考える力を身につけるための具体的な技術を紹介します。

現状を抜け出し常識を疑う

常識や当たり前と思っていることを疑うことが重要です。

例えば、「ノーマルは最悪」「自分の価値観で生きることが大切」という考え方を持つことで、現在の自分の状況に対して異なる視点から考えることができるようになります。

ゴールを設定する

自分が何を達成したいのか、この先どうなっていきたいのか、とゴールを明確にすることで重要な情報を見つけやすくなります。

例えば、キャリアを向上させたいなら、具体的にどのようなスキルを身につけるべきかを考えることが求められます。

圧倒的な知識を習得する

最後に、知識を増やすことは自分の頭で考える力を養うために不可欠です。

興味関心のある分野の知識を深めることから始めましょう。

これにより、より多くの選択肢やアイデアが浮かぶようになります。

 

まとめ

思考停止に陥る原因を理解し、それに対抗するための具体的な技術を身につけることで、自分の頭で考える力を強化することができます。

現状を疑い、目標を設定し、知識を得ることで、よりクリエイティブで柔軟な思考が可能になります。

ぜひ、日常生活や仕事でこれらの技術を活用してみてください。

 

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tetsuya
北海道在住の35歳。 元ホテルマン。30歳で一念発起して、大学に入り直し、心理学を学ぶ。医療機関で実務経験を積んだのち、公認心理師を取得。月に10冊以上本を読んだり、論文を読み漁ったりして得た知識をブログでシェアします。