クヌギの木をテクテクと登っているカブトムシ、池の中をスイスイと泳いでいるタガメ、尻尾をグワァーと持ち上げて威嚇してくるサソリ。
どんな味がするか気になったことありませんか?
僕はテレビでタレントが昆虫を食べて、
と言っているのをみて、実際はどんな味がするのかずっと気になっていました。
そして、ついに自分で食べてみる決意をしました!
今回、僕が食べたのは「カブトムシ」「タガメ」「サソリ」の3種類です。
これらの昆虫の味や触感を詳細に記していきたいと思います。
ただ、最初に白状すると、僕は決してグルメではありません。
むしろ、僕は「違いの分からない男」と言われており、ビールと発泡酒の味の違いも分からないほどの味音痴でおまけに鼻も悪いため、昆虫の味レポートには不向きであることを告白しておきます。
遺伝子検査をやったことがあるのですが、本当にそのような結果になりました。
【遺伝子検査に関する記事はこちら】
【昆虫食】昆虫ってどんな味?実際に色んな虫を食べてみた
僕は今回、昆虫食通販サイト「バグズファーム」というところで、昆虫食を購入してみました。
パッケージはこんな感じ。
パッケージを開けてみると、中身はこんな感じ。
全然、食欲が湧いてこないぞ...笑
「いやっ!きっと美味しいんだけど、まだ脳が『昆虫=食べ物』と認識していないだけなんだ!」と自分に言い聞かせて、食べていきます。
カブトムシってどんな味?
最初に食べてみるのは、ちょっと小ぶりのカブトムシ!
果たしてどんな味がするんでしょうか...?
ちなみに裏はこんな感じ。
これはあとで気づいたことなのですが、昆虫を初めて食べる方は昆虫の裏を見ない方が良いです!
カブトムシはまだ大丈夫ですが次に食べるタガメの裏を見たあと、「食べるぞ!」という気合いがもろくも崩れ去り、カブトムシ実食からタガメまで2週間ほど、期間があいてしまいました。
ちょっと話がそれましたが、カブトムシの味ですね。
最初に僕がカブトムシと相対したとき「角、痛そうだなぁ」と思い、カブトムシを持ち上げたまま10分間ほど経過しました。
勇気を振り絞って頭部と身体の境目あたりを噛んでみると、カリカリッ!サクサクッ!という、スナック菓子のような触感でした。
ジャングルトライアルミックスは軽く塩味が付いていると書いてありましたが、噛んだ時はほとんど無味無臭でした。
しかし、噛んでいるうちにどんどん旨味が出てきて、「あれっ!美味しいぞ!」と思いました。
味はエビの尻尾を食べたときに近い味だと思います。
ただ、自然の香り?土の匂い?薬草の香り?がして、少し気持ち悪くなりました。笑
一番厄介だったのが、カブトムシの外殻がいつまでも口の中に残ることです。
外殻は噛んでも噛んでも無くならないし、噛むほどに薬草っぽい風味が口の中に充満するので、最後の方は涙目になりながら、頑張って飲み込みました。
あとで、「カブトムシ 味」でググってみると、以下のようなことが書かれていました。
単体では食材としての味わいが楽しみにくいので、レモンやシソなど、香りの強い付け合わせと一緒によく食べられます。
引用:昆虫食.net
なるほどね。笑
やっぱり、単体で楽しむものじゃないんだね!
タガメってどんな味?
来たか...タガメ。デカ過ぎるよー
大きさは約8cmで、カブトムシの2倍は優に超えます。
まだ、表側だけを見ていたら「食べてやるぞ!」という気合いは残っていましたが、裏を見ちゃったらもうダメでした。笑
これはさすがに食べらんないよー笑
カブトムシの実食から2週間ほど経った今、覚悟を決めて食べていきます!
僕はまず、足?手?を引きちぎり口の中へと放り込んだのち、胴体へと食べ進めました。
触感はカリカリッ!って感じですが、カブトムシの時と同じく全然、口からなくならない。
カブトムシよりも平べったいからなのか、カブトムシよりサクサク感はありませんでした。
味はカブトムシと似ていますが、薬草っぽい香りがない分食べやすかったです。
そして、噛んでいるとマイルドな旨味が出てきて、ちょっと美味しかったです。
サソリってどんな味?
イカツイなー。
口の中でいろいろ刺さりそう...。
裏はこんな感じ。タガメよりはまだ食べられそう。
3匹目にもなると、昆虫を食べるのに慣れてきます。
僕は慣れた手つきでイカツイ両腕・足・鋭い尻尾を引きちぎり次々と口の中に放り込んだのち、胴体を食べました。
触感も味も他の2匹とほぼ同じ。
ただ、両腕が思った以上に硬かったのと、他の2匹にはなかった内臓感がありました。
内臓感と言っても生臭さとかはなく、若干マイルドにしてくれました。
カブトムシ・タガメ・サソリを食べて感じたことは、昆虫はそのまま食べるものじゃないなってことです。
幼虫はクリーミーそうだし外殻がないため、そのまま食べても美味しいかもしれませんが、成虫を美味しく食べるには料理した方が絶対に良いです。
なぜ今、昆虫食が盛り上がってるの?
昆虫食は次のような理由から、近年盛り上がっています。
- “天然のプロテイン”と呼ばれるほどの高い栄養価
- 牛、豚、鶏などの家畜を育てるよりも断然エコ
昆虫には魚介類に多く含まれるオメガ3脂肪酸や動物性食物繊維のキチン、鉄・マグネシウム・カルシウム・亜鉛などのミネラルなどを豊富に含んでいます。
また、牛肉・豚肉・鶏肉と同等もしくはそれ以上のタンパク質を含んでいます。
次に、昆虫は牛、豚、鶏と比べて温室効果ガスの排出量が少なく、育てるのに必要な水も少なくて済むため、環境への負荷が少ないです。
また、家畜は人間も食べることができる穀物などが飼料ですが、昆虫は人間が消化できない木の葉や植物などを食べて成長していくため、将来くるであろう食糧難に対する有効な手段と考えられているのです。
【昆虫食の魅力に関する記事】
まとめ
まだ自分の中には「昆虫=食べ物」という認識がないため、今回のような嫌悪感を感じてしまいましたが、いつか昆虫を見て「美味しそう!」と思えるレベルに達したいと思います。
昆虫食に興味を持たれた方はぜひ、一度試してみてください。
【バグズファーム公式サイト】
【あわせて読みたい】
【BlogPickerオススメ記事】
▼このブログを応援する▼