つい食べすぎちゃうのはスマホのせい!? 1日7時間以上の使用による「過食」リスク

 

なんかお腹すいてないのに、気づいたらお菓子食べてた…

そんな経験、ありませんか?

実はそれ、スマホの使いすぎが原因かもしれません。

イギリスの有名な大学の研究で、1日7時間以上スマホを使う人は「食べすぎ」のリスクが高くなることがわかったんです。

この記事では、スマホと過食の意外な関係を中高生にもわかりやすく解説し、今日からできる対策も紹介します!

スマホの使いすぎと「食べすぎ」の関係って?研究でわかったこと

A colorful pop-style infographic with three connected sections on a pastel background (mint green, coral pink, lavender). Section 1: a smartphone icon with a chain symbolizing dependency, labeled "Problem Use". Section 2: junk food icons (donuts, chips) with a magnet pulling toward them, symbolizing food addiction. Section 3: a mirror reflection showing a sad face, symbolizing poor body image. Each section has a large number (1, 2, 3) in bold rounded font. Flat design, playful and easy to understand. Rounded shapes, no realistic photos. Minimal text labels in clean sans-serif font.

そもそも何がわかったの?

スマホを使いすぎると、食べすぎたり自分の体に自信がなくなったりしやすくなるということです。

これは、イギリスの「キングス・カレッジ・ロンドン」という世界的に有名な大学の研究チームが発表した結果です。この研究では、摂食障害(食べることに関する病気)と診断されていない、ふつうの若者を対象に調べています。

つまり、「自分は病気じゃないから関係ない」とは言えないということです。

研究でわかった3つのポイント

ポイント わかりやすく言うと
①スマホの「問題使用」と食の問題は強く関連 スマホに依存ぎみな人ほど、食べすぎの症状が重くなりやすい
②食物依存症の症状が出やすい 特定の食べ物(甘いもの・スナック菓子など)をやめられなくなる
③ボディイメージが悪化する 「自分の体型がイヤ」「もっと痩せたい」と感じやすくなる

研究では、問題使用(PSU)が問題だと指摘されています。

「問題使用(PSU)」とは、「Problematic Smartphone Use」の略で、スマホをやめたいのにやめられない、スマホのせいで日常生活に支障が出ている状態のことです。

単に「長時間使っている」だけでなく、コントロールできなくなっていることがポイントです。

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なんで「スマホ」で「食べすぎ」になるの?その仕組みを解説

「え、スマホ触ってるだけなのに食べすぎるの? 意味わかんない」って思いますよね。

でも、ちゃんと理由があるんです。

理由①:SNSで「理想の体型」ばかり見てしまう

Instagram、TikTok、YouTubeなどのSNSには、スタイル抜群のインフルエンサーや加工された写真がたくさん流れてきます。

それを毎日何時間も見ていると…

  • 「自分はダメだ」と感じやすくなる(自尊心の低下)
  • 「もっと痩せなきゃ」と思い込む(ボディイメージの悪化)
  • ストレスがたまって、逆に食べすぎてしまう(感情的過食)

「感情的過食(エモーショナル・イーティング)」とは?
お腹が空いているからではなく、ストレスや悲しみ、不安などの感情を紛らわせるために食べてしまうこと。一時的に気分がラクになるけれど、食べた後に罪悪感を感じることが多いのが特徴です。

理由②:スマホに集中して「食べている感覚」がなくなる

スマホを見ながら食べると、脳が「食事をしている」ことに集中できなくなり、満腹サインを見逃してしまいます。

結果として、必要以上に食べてしまうんです。

理由③:夜更かし → 食欲ホルモンの乱れ

スマホの使いすぎは睡眠不足にもつながります

睡眠が足りないと、食欲を増やすホルモン(グレリン)が増え、食欲を抑えるホルモン(レプチン)が減ります。

つまり、寝不足=食べすぎやすい体になるということ。

A pop-style flat illustration showing a cycle: a teenage girl scrolling on her phone at night in bed (blue light glowing), then feeling stressed looking in a mirror, then eating snacks emotionally on a couch, then back to the phone. The cycle is connected by curved arrows in coral pink. Background in soft pastel lavender and mint green with small stars and cloud shapes. Rounded friendly art style, no realistic elements. Warm but slightly melancholic mood.

「1日7時間」ってどのくらい?自分のスマホ時間をチェックしよう

7時間は「起きてる時間の約半分」

中高生の平均的な起きている時間は約15〜16時間。

そのうち7時間以上をスマホに使っているなら、起きてる時間のほぼ半分がスマホということになります。

「そんなに使ってないでしょ」と思うかもしれないけど、こうやって考えてみるとどうです?↓

場面 だいたいの時間
朝起きてすぐSNSチェック 15分
通学中にYouTube・音楽 30分
昼休みにSNS・動画 30分
帰宅後〜夕食前にTikTok等 1時間30分
夕食後〜お風呂前にスマホ 1時間
お風呂後〜寝る前にスマホ 3時間
合計 約7時間

意外とあっという間に7時間、いっちゃうんです。

今すぐできる!スマホ時間の確認方法

  • iPhone:「設定」→「スクリーンタイム」
  • Android:「設定」→「Digital Wellbeing」(デジタルウェルビーイング)

まずは自分が1日何時間スマホを使っているか確認することが第一歩!

今日からできる!スマホ時間を減らす5つのステップ

A colorful pop-style step-by-step vertical infographic with 5 numbered steps. Each step has a rounded pastel-colored box (mint green, coral pink, lavender, lemon yellow, soft blue) with a cute flat icon: Step 1 - a phone showing a clock/screen time, Step 2 - a plate of food with a phone crossed out, Step 3 - a bed with a moon and phone with "off" symbol, Step 4 - a notification bell with an X mark, Step 5 - a book, paintbrush, and sneaker icons. Connected by playful dotted arrows going downward. White background with confetti-like decorative elements. Rounded friendly style, no realistic photos.

「わかったけど、どうすればいいの?」という人のために、今日から実践できる5ステップを紹介します。

ステップ①:スクリーンタイムを確認する

まずは現状を「見える化」してみましょう。

数字で見ると、自分のスマホ時間に驚くはず。

ステップ②:「ながら食べ」をやめる

ごはんを食べるときはスマホを別の部屋に置く、またはテーブルの上に画面を伏せて置こう。

ステップ③:寝る1時間前はスマホオフ

ベッドに入ってからのスマホが一番やめにくいけど、目覚まし時計を別に用意するだけで効果大!

ステップ④:アプリの通知をオフにする

SNSの通知をオフにするだけで、「つい開いちゃう」回数がぐっと減ります。

ステップ⑤:スマホの代わりの楽しみを見つける

読書、絵を描く、散歩、ストレッチなど。

スマホ以外の「リラックス方法」を1つ持っておくことが大切。

よくある疑問にお答えします!Q&A

Q. 自分は摂食障害じゃないから関係ないよね?

A. いいえ、この研究はまさに「摂食障害と診断されていない人」が対象です。 

病気じゃなくても、スマホの使いすぎによって食べすぎやボディイメージの悪化が起きることがわかっています。

「自分は大丈夫」と思っている人こそ注意が必要です。

Q. スマホを完全にやめないといけないの?

A. やめる必要はありません。 

大切なのは「使い方」と「使う時間」のコントロールです。

特に食事中と寝る前のスマホ使用を減らすだけでも、大きな変化が期待できます。

Q. 食べすぎちゃうのは意志が弱いから?

A. 違います。 

スマホが脳に与える影響(満腹感のサイン無視、ストレスホルモンの増加、睡眠不足による食欲の乱れ)は、意志の力ではなく、体の仕組みの問題です。

自分を責める必要はまったくありません。

データで見る!スマホ時間と過食リスクの関係

A pop-style data visualization infographic comparing smartphone usage levels and overeating risk. Left side shows a phone icon with "Under 7 hours" and a small green bar (low risk). Right side shows a phone icon glowing red with "Over 7 hours" and a large coral pink bar (high risk). Below, three icons represent: food addiction (magnet + donut), disordered eating (messy plate), and poor body image (broken mirror). Pastel background in lavender and mint green. Flat design, rounded shapes, playful but informative. Clean sans-serif labels. No realistic photos.

研究データをもう少し詳しく見てみましょう。

キングス・カレッジ・ロンドンの研究チームは、複数の研究を系統的にレビュー(まとめて分析)した結果、以下のことを明らかにしました。

スマホ使用状況 過食・食行動への影響
1日7時間未満 明確な関連は見られにくい
1日7時間以上 食物依存症の症状、無秩序な食行動、ボディイメージ不満と強い関連
PSU(問題的使用)に該当 摂食障害の症状の重症度と有意かつ一貫した関連

思春期が特に危ない理由

研究チームは、思春期(ちょうど中高生のころ)は「自分がどんな人間か」を形作る大事な時期だと指摘しています。

この時期に、SNSで加工された「理想の体型」を毎日何時間も見続けると…

  • 自尊心(自分を大切に思う気持ち)が下がる。
  • 「自分の体はダメだ」という思い込みが強くなる。
  • それがストレスとなり、食べすぎに繋がる。

という悪循環に陥りやすいのです。

まとめ:スマホとの「ちょうどいい距離」を見つけよう

この記事のポイントをおさらいします!

  • スマホの使いすぎ(特に1日7時間以上)は、食べすぎやボディイメージの悪化と関連がある。
  • 摂食障害と診断されていない人でもリスクがある。
  • SNSの理想化された画像が自尊心を下げ、感情的な過食につながりやすい。
  • 「ながら食べ」をやめる、寝る前のスマホをやめるなど、小さな工夫で改善できる。
  • 食べすぎるのは「意志の弱さ」ではなく、脳と体の仕組みの問題。

試してみてほしいこと

  1. 今日、スクリーンタイムを確認する。
  2. 夕食のときだけでも、スマホを別の部屋に置いてみる。

もし「食べすぎが止まらない」「自分の体型がどうしても気になる」と感じたら、学校のスクールカウンセラーや保健室の先生に相談するのも大切な一歩です。

どうかひとりで悩まないで。

 

【参考文献】

Study links excessive smartphone use with poor body image and disordered eating – News Medical

Problematic smartphone use and smartphone screen time are associated with eating disorder psychopathology in non-clinical samples: a systematic review – JMIR Mental Health

 

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tetsuya
北海道在住の35歳。 元ホテルマン。30歳で一念発起して、大学に入り直し、心理学を学ぶ。医療機関で実務経験を積んだのち、公認心理師資格を取得。月に5冊以上本を読んだり、論文を読み漁ったりして得た知識をブログでシェアします。