先延ばしグセを克服!簡単に学習習慣を身につける方法とは?

 

学生生活において、学習意欲の差が成績に大きく影響を与えます。

しかし、意欲が高くても、忙しい日々の中で課題や勉強を先延ばしにしてしまうことはありませんか?

 

特にテストや締め切りが迫っているときに「もっと早く始めていれば良かった」と感じた経験がある方も多いのではないでしょうか。

この記事では、学習意欲と先延ばし行動の関係を深掘りし、意欲を高めるための実践的な方法を提案します。

 

【この記事を読んで分かること】

  • 学習意欲が高いと、課題や勉強の先延ばし行動を減少させる。
  • 内的要因(自己効力感や自己主導性の欠如)や外的要因(家庭環境や友人の影響)が先延ばし行動を引き起こす。
  • 学習意欲を高めるには、自己主導性の向上と適切な学習環境の整備が重要。
  • 定期的な達成感を得られるような短期目標設定や、周囲からのサポートが効果的。

 

 

先延ばしグセを克服!簡単に学習習慣を身につける方法とは?

先延ばしグセを克服!簡単に学習習慣を身につける方法とは?

学習意欲の役割

 

学習意欲とは、学生が学習に対してどれだけ熱意を持って取り組むかを示すものです。

 

例えば、ある学生が科学の実験に興味を持っているとします。

その学生は実験内容を知ることで得られる知識や、実験の結果にワクワクしながら勉強に取り組むことができるでしょう。

これが「内的な動機付け」です。

 

外的な動機付け」の例としては、良い成績を取ることで先生や親から褒められることが挙げられます。

こうした外的要因も、学習意欲を引き出す力となります。

先延ばし行動とは

先延ばし行動とは、学習や課題を後回しにしてしまう行動のことです。

例えば、明日がテストであるにもかかわらず、スマートフォンで動画を見続けてしまい、気づいたら夜遅くなっている、というような経験はありませんか?

 

その結果、準備不足でテストに臨み、後悔することもあります。

このような行動が繰り返されると、成績に悪影響を与えるだけでなく、自己評価が下がり、さらに意欲が減少する悪循環に陥ることがあります​。

 

先延ばし行動の原因

先延ばし行動の原因
Photo by Charles Deluvio on Unsplash

内的要因

先延ばし行動の原因には、さまざまな内的要因があります。

たとえば、自分に対する「できない」という思い込みや、完璧を求めすぎるあまり、行動に移せない「完璧主義」があります。

「どうせ自分には無理」と考えることで、勉強を始める前からあきらめてしまうことが、結果的に先延ばし行動を助長します。

 

もう一つの内的要因としては、自己主導性の欠如が挙げられます。

自己主導性がある学生は、自分で計画を立てて行動しますが、これがないと「後でやればいいや」と考えてしまい、結局やらないことが多くなります。

自己主導性の欠如は、時間管理の失敗にもつながります。

外的要因

先延ばし行動の外的要因としては、学習環境や家庭環境が挙げられます。

例えば、家で勉強しているときに、弟妹が大声で騒いでいたり、友人からの遊びの誘いが頻繁に来たりすると、集中力が削がれ、つい勉強を後回しにしてしまいます。

 

また、スマートフォンやゲームといった現代の娯楽も大きな外的要因です。

通知が鳴るたびに気が散り、勉強から離れてしまうことが多いです。

これらの外的要因をコントロールするには、強い自己管理能力が必要です。

 

学習意欲を高める方法

学習意欲を高める方法

自己主導性を上げる

学習意欲を高めるためには、まず自己主導性を育むことが必要です。

たとえば、毎日の学習時間を決めておき、その時間内にできるだけ集中して取り組むようにするのは効果的です。

 

短期的な目標を立て、それを達成することで「できた」という実感を得ることが重要です。

たとえば、1週間以内に10ページの参考書を読み切る、などの目標を設定し、その進捗を視覚的に確認できるようにします。

環境を整備する

学習環境を整えることも大切です。

例えば、勉強する部屋を静かで落ち着いた場所に設定したり、スマートフォンを別の部屋に置いたりして、集中力を保つ環境を作ることが効果的です。

 

また、家族や友人に自分の学習計画を共有することで、サポートや励ましを得ることもできます。

家族の理解を得て、学習中は静かな時間を確保してもらうことも一つの手です。

 

具体例と実践方法

具体例と実践方法

目標設定と達成感

学習意欲を持続させるためには、定期的に達成感を味わうことが大切です。

例えば、ある学生が「毎日2時間勉強する」という大きな目標を立てると、挫折しやすくなります。

 

代わりに、「今日は数学の公式を3つ覚える」というような具体的で達成可能な小さな目標を立てると、達成感を感じやすく、次への意欲が高まります。

このように、段階的な目標設定が成功の鍵です。

時間管理と実行計画

時間管理も、先延ばし行動を減らすための重要なポイントです。

例えば、1日の中で学習する時間帯を決め、他の活動としっかり区別することが必要です。

 

勉強する時間を確保し、遊びや休憩の時間もしっかり取ることで、バランスの取れた生活を送ることができます。

スマホのアラームを活用して、勉強の時間を見える化するのも効果的です。

 

まとめ

学習意欲と先延ばし行動は、学生の成績や精神的健康に大きな影響を与える重要な要素です。

学習意欲が高まると、自然と先延ばし行動も減少し、より効率的に学習が進みます。

 

自己主導性の向上や学習環境の整備は、そのために欠かせない要素です。

小さなステップから始めて、学習意欲を引き出す習慣を作ってみてはいかがでしょうか。

 

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【参考文献】

Dindin Abidin, Desy AK Sembiring, Nofirman, Asep Setiawan, Antonius Rino Vanchapo(2023)THE ANALYSIS OF RELATIONSHIP BETWEEN STUDENTS ACADEMIC PROCRASTINATION BEHAVIOR AND STUDENTS LEARNING MOTIVATION Jurnal Manajemen Pendidikan Volume 5, Nomor 1, Januari 2023

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tetsuya
北海道在住の35歳。 元ホテルマン。30歳で一念発起して、大学に入り直し、心理学を学ぶ。医療機関で実務経験を積んだのち、公認心理師を取得。月に10冊以上本を読んだり、論文を読み漁ったりして得た知識をブログでシェアします。