あなたの周りの独身の若い女性に趣味を聞くと、かなりの確率で
と答えると思います。
しかし、独身の若い男性の趣味が海外旅行である確率はぐっと低くなります。
上の図をご覧いただくと分かるように、29歳までは男性よりも女性の方が多く海外へ行っているのです。
その答えは、女性と男性の魅力の違いにあります。
進化心理学において、魅力的な女性というのは健康的で容姿が整っている女性です。
一方、魅力的な男性というのは外見よりも子供を養っていくだけの経済力がある男性です。
しかし、男性が
とアピールするために高級なスーツを着ていても、アマゾン奥地の部族の女性からすればただの動きずらい服です。
アマゾンの女性からすれば、高級なスーツを着ている男性よりもみすぼらしい服を着ていても毎日、獲物を捕まえてきてくれる男性の方がモテるはずです。
つまり、魅力的な女性というのは全世界共通ですが、男性が「自分は経済力があり魅力的だ!」とアピールするための手段が社会・文化によって異なるのでどの国でもモテるとは限らないのです。
生物として一番大切なことは、「生存」と「種の存続」なので、女性は海外へ行っても現地の男性にその魅力が伝わり、より良い人に出会える可能性もあります。
しかし、男性はその魅力が現地の女性に伝わらないので、海外へ行ってもあまり意味がないんです。
では本文でより詳しく解説していきます。
▼男性と女性の魅力についてはこちらの記事をご覧ください▼
人間と他の動物の「レッキング」の違い
「レッキング」とは、スウェーデン語で「遊び」という意味の動物学で使われる言葉です。
動物学において、オスがメスの前で「自分がより優れたオスだぞ!」というのをアピールするためにダンスをしたり、鳴き声をあげたりする一連の行動をレッキングと言います。
レッキングの終わりにはメスが勝者のオスを選んで交尾を行います。
そして、勝者のオスは繁殖する機会を得て、敗者は繁殖することが出来ません。
人間は男性よりも女性の方が服装やアクセサリーなどに気を遣うと思いますが、自然界では逆です。オスの方がメスよりも派手でカラフルなんです。
レッキングを行う種のオスはメスを引き付けるために自分の身体の特徴をアピールし、メスはそれをみて交尾するオスを選びます。
より派手でカラフルなオスが選ばれるというわけです。
人間の場合は父親も子育てに大きく関与するため、遺伝的な資質だけではなく、子どもとパートナーを養うための経済力も重要になる。
だから、人間の男性は自分の外見だけではなく、高級車・高級な腕時計などを身に付けて、「自分、経済力ありますよ!」とアピールするんです。
社会・文化によって異なる男性の魅力
男性が海外へ行くと問題が生じます。
それは「自分、経済力ありますよ!」というアピールがなかなか現地の女性に伝わらないという問題です。
- 相手が自分と話す言語が違えば、言葉で「自分、めちゃくちゃ金持ちなんだぜ!」と言っても伝わらない。
- 山奥の部族の女性からすれば、ロレックスも安い腕時計も変わらない。
など。
逆に山奥の部族の男性が欧米の女性に「自分、シカを狩るのが村で一番上手いんだぜ?」とアピールしても、あまり魅力的だとは思われないでしょう。
男性の地位や配偶者としての価値は、その社会・文化特有のものなので、一歩海外へ出るとその価値を失うのです。
まとめ
女性が男性よりも海外旅行を好きな理由は、女性は海外でも魅力が現地の男性たちに伝わりますが、男性は海外へ行くと魅力が現地の女性たちに伝わりずらいからです。
つまり、女性の魅力は万国共通な部分がありますが、男性は社会・文化が変わると魅力が伝わりずらいため、海外へ行っても子孫を残すことが難しいという理由です。
進化心理学に興味が湧いた!って方はこちらの記事もチェックしてみてください
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全然タイトルの答えになってないやん
yisnpiさん
コメントありがとうございます。
女性の方が男性よりも海外旅行が好きなのは、女性は海外でもモテやすいからです。
進化心理学的にモテる女性は容姿が整った女性で世界共通です。一方、モテる男性は世界共通ではなく、その国の文化などによって違います。
つまり、女性は海外でも子孫を残せる確率が高いのですが、日本で魅力的だと思われていても海外でも同じとは限らないという訳です。
進化心理学的にいうと、男性よりも女性の方が海外旅行へ行く意義があり、それがDNAに刻みこまれているため、女性は海外旅行が好きというのが、タイトルの答えですね。
一応、記事に書いてあるんですが、今見直すと分かりずらいですね。今度、もっと分かりやすいようにリライトします。
ご指摘ありがとうございます!