勘違い男と勘違い女。それぞれの理由を進化心理学で解き明かす

 

男性は単純な生き物です。

 

女性が

  • LINEでハートマークを使う
  • 何度かご飯に行く
  • ボディタッチをする

などをすると、

勘違い男
はは~ん。この子、俺に気があるな?

とすぐ勘違いします。

 

マインドパレッサー
女性はそんな気サラサラないのに、なぜ男は勘違いをしてしまうのでしょうか?

 

この謎は進化心理学で解き明かすことができます。

 

生物にとって一番重要なことは「子孫を残すこと」です。

そして、男性がすぐに「この子、俺に気があるな?」と勘違いしてしまう理由はその方が子孫を残せる確率が高いからです。

 

一方、女性は男性とは逆で、相手が女性のことを気になっていたとしても「私にはきっと気がない」と考える傾向があります。

 

この記事では、進化心理学的な観点から男女の受け取り方の違いを解説していきます。

 

 

勘違い男と勘違い女。それぞれの理由を進化心理学で解き明かす

男性と女性が出会い、相手が自分に気があるかどうかを判断するとき、2つのタイプの勘違いが考えられます。

  1. 相手はその気がないのに、気があると思うパターン
  2.  相手はその気なのに、気がないと思うパターン

 

男性は①の勘違いをすることが多く、女性は②の勘違いをすることが多いです。

それでは、その理由を解説していきます。

 

「この子俺に気があるな?」と男が勘違いしてしまう理由とは

Image by Ryan McGuire from Pixabay

①の「この子俺に気があるな?」と勘違いをした男性は相手にふられ、恥ずかしい思いをし、平手打ちを食らうかもしれません。

 

一方、②の「自分にはきっと気がない」と勘違いをした男性はセックスをして繁殖ができるチャンスをみすみす逃してしまうことになります。

 

マインドパレッサー
生物として、子孫を残すためにはどちらの勘違いの方がマシだと思いますか?

 

そうです。

②の勘違いをしてしまった方が「繁殖をして子孫を残す」という観点から見ると、代償が①よりもはるかに大きいのです。

 

なので、男は相手の女性が自分に気があるなどと自惚れる傾向にあるのです。

 

「私にはきっと気がない」と女性が勘違いしてしまう理由とは

Image by DanaTentis from Pixabay

女性の場合は①の「この人私に気があるに違いないわ」と考えるよりも、②の「私にはきっと気がない」と勘違いをする傾向にあります。

 

なぜなら、女性が①の勘違いをすると、「男はその気がないのに愛されていると思い込み、セックスをして妊娠した挙句に捨てられる」というとてつもなく大きな代償を払うことになるからです。

 

一方、②の勘違いでは「男に気に入られているのにそうではないと思い込み、恋愛のチャンスを逃す」という比較的小さな代償で済みます。

 

男は世界中にいます。

たとえ②の勘違いをして長期的な関係をもつチャンスを逃してしまっても、すぐにまた別の男を見つけられます。

 

しかし、①の勘違いをして妊娠した挙句に捨てられてしまったら、その後何年も別の男と長期的な関係をもつことは難しくなります。

 

なので、女性は①よりも②の勘違いをするのです。

 

どれくらい男女で受け取り方が違うのか

男性が「この子、俺に気があるな?」と勘違いする傾向があり、女性は「私にはきっと気がない」と勘違いしてしまう傾向がある理由はお分かり頂けたと思います。

 

マインドパレッサー
では、実際どれくい男女で受け取り方が違うのか、気になりませんか?

 

それをわざわざ実験を行い調べてくれた研究者たちがいます。

男性と女性に5分間ほど会話をさせる。

本人たちに気づかれないように、その様子を別室でもう1組の男女に観察させる。

その後に感想を聞くと、会話をした当人も観察していた側も、男性2人は会話者の女性が相手を性的に誘うような態度をみせたと言うが、女性の会話者はそんなつもりはないと言い、女性の観察者もそうした印象は受けなかったという。

また、男性の会話者の多くは女性の会話者に性的に惹かれたと言うが、女性の側は相手に性的に惹かれることはそれほど多くない。

引用:「進化心理学から考えるホモサピエンス

このように男性と女性では同じ状況でも受け取り方がまったく違うので、意思疎通がうまく行かなかったり、誤解が生じてしまうことがあります。

 

最後に

あなたにも

あ~そういえばあの時、勘違いしてたな~

と思い浮かぶことが1つや2つはあるのではないでしょうか?

かく言う僕もすーぐ「あれっこの子、俺のこと好きに違いない!」と勘違いします。

 

まぁでも生物として子孫を残せるように、DNAに刻みこまれているんだから仕方ないですね。

女性に迷惑をかけない程度に勘違いしていきましょう。

 

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【引用文献】

「進化心理学から考えるホモサピエンス」アラン・S・ミラー/サトシ・カナザワ著 伊藤和子訳 パンローリング株式会社 

 

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