【心を守る新常識】知っておきたい「デジタル・メンタルヘルス」のコツ

今の時代、朝起きてから寝るまで、私たちのそばにはいつも「スマホ」がありますよね。
SNSで友達の楽しそうな投稿を見て「いいな……。」と少し落ち込んだり、夜中にどうしても眠れなくてAIチャットに悩みを打ち明けたりしたことはありませんか?

今、「AI(人工知能)」や「SNS」が私たちの心にどんな影響を与えるのか、世界中で大きな注目が集まっています。スマホは、使い方次第で心を支える「魔法の杖」にもなれば、反対に心を疲れさせる「重荷」にもなってしまうのです。

この記事では、中学生のみなさんでも今日から実践できる、AIやSNSと上手に付き合いながら心をポジティブに保つコツを、心理学の視点から優しく解説します。

AIメンタルヘルスケアってなに?

最近、スマホのアプリストアで「AIが悩みを聞いてくれる」というサービスを見かけることが増えました。これを専門用語で 「AIメンタルヘルスケア」 と呼びます。

簡単に言うと、AI(人工知能)があなたの気持ちを整理するのを手伝ってくれる道具のことです。

代表的なアプリとしては、以下のようなものがあります。

  • 日本:「Awarefy(アウェアファイ)」「muute(ミュート)」
  • 海外:「Wysa(ワイサ)」

 

AIには人間にはない、こんな強みがあります。

  1. 24時間いつでもそばにいる:深夜に不安で眠れなくても、AIは予約不要。
  2. 本音を話しやすい:恥ずかしさを感じずに悩みを打ち明けられる(匿名性)。
  3. 客観的なアドバイス:感情に流されず、冷静に問いかけてくれる。

日常の具体的な場面

よりイメージしやすいように、あなたの日常を想像してみましょう。

【場面①:SNSの「キラキラ投稿」を見てモヤモヤ】

日曜日の夜、SNSを開くと友達の楽しそうな写真が流れてきました。

それに比べて自分は家でゴロゴロ……。


何やってるんだろう、自分。自分だけ取り残されてる。

と感じてしまう。

【場面②:通知が気になってやめられない】

寝る前に通知が来て、ついSNSを開き続けてしまう。気づけば1時間過ぎていて、翌朝ぼーっとしてしまう。

これらはすべて、心理学で説明ができる現象です。

どうして心が揺れ動くの?

1. ソーシャル比較(社会的比較)

人はつい自分と他人を比べてしまう生き物です。

SNSでは「その人の一番良い瞬間=ハイライト」が投稿されます。

自分の“普通の日常”と比較して落ち込むのは自然なことなのです。これはいわば、プロの料理人の一皿と、自分の目玉焼きを比べて落ち込むようなもの。

2. 反芻(はんすう)

これは嫌な出来事を何度も頭の中で再生してしまう状態。


SNSで冷たい、過激なコメントを何度も見返すのもこれです。

3. 認知行動療法(CBT)

多くのメンタルケアAIが取り入れている心理療法。

「受け取り方(認知)」を変え、行動を調整することで心の負担を減らします。

たとえば、友達に挨拶して返事がなかった時に、

嫌われたんだ...。

と思い込むのではなく、


イヤホンをしていたのかも!

と別の可能性を考える感じですね。

AIとSNSを使いこなすための対策

今日からできる行動レベルのヒントをご紹介します。

【AI編】心のトレーニングパートナーにする

  • AIはお医者さんではないと知る:つらすぎる時はAIではなく、信頼できる大人・専門家へ。
  • 感情の記録に使う(ジャーナリング):1日1回、気持ちをAIに報告して“心のパターン”を知る。
  • AIセラピストは慎重に使う:AIの意見を100%信じず、あくまで「ヒント」として受け取る。

【SNS編】自分から主導権を取り戻す

  • 受け身(パッシブ)利用を減らす:ただ眺めるだけより、やり取り(アクティブ)が心に優しい。
  • デジタル・デトックスの時間を決める:夜はスマホを置くなど、ルールを作って“心の休憩”を。
  • フォローを整理する:見ていて苦しくなるアカウントはミュートでOK。SNS画面を「心地よい景色」に整える。

 

✔ まとめ

AIやSNSは便利ですが、心への負担もゼロではありません。大切なポイントを振り返りましょう。

  • AIは24時間いつでも話を聞いてくれる「心の鏡」
  • SNSの投稿は“最高の一瞬”にすぎない
  • 受け身より、誰かとやり取りする方が心に優しい
  • AIは万能ではない。深刻な悩みは専門家へ
  • スマホを使う時間を自分でコントロールすることが大切

あなたの心は、何よりも大切なものです。テクノロジーを賢く使いながら、自分らしい心の健康を育てていきましょう!

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tetsuya
北海道在住の35歳。 元ホテルマン。30歳で一念発起して、大学に入り直し、心理学を学ぶ。医療機関で実務経験を積んだのち、公認心理師を取得。月に10冊以上本を読んだり、論文を読み漁ったりして得た知識をブログでシェアします。